中国製コンドームからタルク検出
韓国国内で流通しているコンドームのうち2種類から、アスベスト(石綿)成分が混入している恐れがあるタルク(滑石)成分が検出された。危険物質分析専門機関の国際環境コンサルタントが21日、明らかにした。
同社はアスベスト専門家の白南園(ペク・ナムウォン)ソウル大保健大学院名誉教授が設立した危険物質調査分析専門機関。本紙が同社に依頼し、各地のモーテルやコンビニエンスストア、インターネット上などで販売されているコンドーム16種類を収集、分析した結果、「川本」「超感覚」など中国産の2製品からタルクが検出された。また、中国製の別のコンドーム2種類からも調査対象となる量は検出されなかったが、タルクが混入している疑いがあり、精密検査が必要との結果が出た。
一方、ユニダス、東国物産、韓国ラテックス工業の3社が生産したコンドームからはタルク成分は検出されなかった。これらの製品はタルクではなく、人体に害がないトウモロコシでんぷんを使用していることが確認された。
問題のコンドームは製造メーカーが明確ではない。コンビニエンスストアなどで一般的に販売されているものではないが、取材陣はインターネット上のショッピングモールなどを通じて容易に購入することができた。
タルクはベビーパウダーなどの化粧品や錠剤などに潤滑剤として使われ、特にコンドームに使用されると人体に害を及ぼす恐れがあるため、アスベストの含有にかかわらず、世界保健機関(WHO)がコンドームへの使用を禁止している。
今回の分析結果は、韓国国内で販売されているコンドームにタルクが含まれる製品はない、としていた食品医薬品安全庁の今月7日の説明が誤報だったことを示している。同庁は当時、実際に流通しているコンドームを収集して調査せず、国内メーカーが提出した書類に基づき、発表を行っていた。
国会保健福祉家族委員会の孫淑美(ソン・スクミ)議員(ハンナラ党)は今月13日の代表質問で、コンドームとタンポンにタルクが含まれている恐れがあるため、同庁が全量調査を実施するのが望ましいとしていたが、同庁による調査はまだ行われていない。
呉允煕(オ・ユンヒ)記者
キム・ギョンファ記者
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