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鎌倉市議選で民主、党派別最多8人擁立/鎌倉
違法献金事件で揺れる中、民主党は二十六日投開票の鎌倉市議選に、党派別では最多となる八人の候補を公認・推薦した。陣営からは「街頭で厳しい意見をいただく」と、しわ寄せを指摘する声が聞かれる一方、「中央と地方は別物」とする意見も。事件の影響はあっても最小限との見方が大勢だ。投票率への悪影響を懸念する意見もあり、有権者の投票行動が注目される。
「『小沢さんは辞めなきゃ』とボソッと言われることはある」。民主推薦のある候補は、駅前で行うビラ配りの様子を振り返る。「確かに反応は冷たくなった。『民主がんばれ』と言われていたのが、事件後パタッとなくなった」。
別の公認候補も「(批判的な)電話が掛かってきたこともあった。(事件が)いい材料ではないことは確か」と影響を認める。
ある公認候補の陣営関係者は「民主というだけである程度は票を入れてくれる雰囲気が以前はあったが、それがなくなった」と指摘。「民主に期待していた無党派層の票が無所属に戻ってしまうのでは」と危惧(きぐ)する。
その一方で、「追い風はなくなったが、逆風があるとまでは言えない。小沢代表は駄目だが、民主には期待しているという声も多く聞く」と強調する。
逗子市議で、民主党第四区総支部の高野毅幹事長代理は「政党色の強い国政選挙とは違う。地方選は『政党の看板』と『地域の顔』両面でやるもの」と影響は最小限との見方だ。
保守系のある候補は「小沢さんの一件だけで、(自民党に)風が吹くほど甘くない。むしろ、自民にも民主にも愛想を尽かし、投票率に影響があるかもしれない」と話していた。
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