▽医師の負担軽減図る

　松江赤十字病院は六月から、時間外や休日に受診した軽症患者から特別料金を徴収する。安易に受診する外来患者を抑制し、医師の負担を軽減する狙い。

　料金は三千百五十円。休日と、平日の午後四時五十分から翌午前八時半までに受診した軽症患者を対象とする。他病院からの紹介状のある患者、医師が緊急性があると判断した場合などは除外する。

　同病院は、松江医療圏唯一の三次救急病院。総務課によると、救急外来の患者は平均約五十人で、うち八割が軽症患者という。常時四〜六人の医師が当直しているが、救急病院としての医療提供に支障をきたす状況という。

　中国四国厚生局島根事務所によると「時間外選定療養費」と呼ばれる特別料金の徴収を届け出ているのは、出雲市立総合医療センターなど県内で三例ある。（金山努）