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随想くすのき 求めたる道は

 
 2月に行われたごみ非常事態宣言10周年シンポジウム、その席上で学生が発した言葉が、今も鮮明に心に残っています。


  「子どものころから分別するのが当たり前の世代として育ちました」

 

 藤前干潟の埋立断念から、市民の皆さんとともに本当に必死になってごみ減量に取り組んできました。始めは分別を徹底できるか心配もありましたが、分別しないと気持ちが悪いと思えるほど市民の間に浸透し、今、分別文化は親から子へと自然に引き継がれるまでになりました。


 世代を越え、時代を越えて受け継がれるのが文化だと思います。髪を振り乱して取り組むのでなく、誰もが自然にさりげなく、環境に優しい行動を心がける。そんなまちに名古屋はなってきたのではないでしょうか。これからの時代、「環境」は避けては通れないキーワードです。持続可能な社会をめざすうえで、「都市の品格」にもなりえます。その意味でも、ごみ減量を通じて築きあげた市民との協働の姿は他都市にも誇るべき財産だと確信しています。


  「もともと地上には道はない。歩く人が多くなれば、それが道になるのだ。」と魯迅は言っています。市長に就任して12年、市民の皆さんとともに歩み、ともに名古屋の発展に努力し、少なからず道をつくってこられたのではないかと思っています。


  私の任期は残すところ一月を切りましたが、市政はこれからも続きます。景気悪化により先行き不透明なときではありますが、今ある道をただ歩くのではなく、あるべき姿を考え、自らの意志で道を切り拓いていかねばなりません。


  「古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ」とは芭蕉の言葉です。市民との協働という貴重な文化を絶やすことなく、名古屋がますます「住みたくて、訪れたくなるまち、そして信頼され、尊敬されるまち」になることを願っています。


 12年間、本当にありがとうございました。



名古屋市長
松原武久

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コンテンツ掲載日 平成18年1月12日|修正日 平成21年4月1日

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