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仕事中にネットで遊ぶと生産性が高まる――豪大学調査

職場でのYouTubeやSNSへのアクセスを禁止している企業もあるが、実は仕事中のネットサーフィンは生産性を高めるという調査結果が発表された。
2009年04月03日 15時09分 更新

 仕事中にネットサーフィンをして遊ぶと、集中力が高まり、生産性が向上する――豪メルボルン大学がこのような調査結果を発表した。

 同校の経営・マーケティング学部のブレント・コーカー博士は、「Workplace Internet Leisure Browsing(WILB:職場での娯楽のためのネットサーフィン)」をしている人は、していない人よりも生産性が高いと報告している。

 この調査は300人を対象に行われ、その結果、仕事中にネットで遊んでいる人は、そうでない人より約9%生産性が高いことが示された。コーカー氏によると、仕事中のネットサーフィンの時間は、職場にいる時間の20%未満が適当という。

 調査によると、仕事でインターネットを使っている人のうち70%がWILBをしているという。特に人気のあるWILBは、製品情報の検索とオンラインニュースの閲覧だった。オンラインゲームは5番目、YouTubeは7番目に人気があった。

 「企業は生産性が低下するからと言って、社員がYouTubeやFacebookを見たり、オンラインショッピングをするのを防ぐためのソフトに多額の費用を投じている。だが、常に生産性が低下するとは限らない」(コーカー氏)

 社員がWILBに引きつけられるのは、人間の集中力が完ぺきではないからだと同氏は言う。「人は集中力を取り戻すために休憩する必要がある。ちょっとネットサーフィンをするなどのささやかな休憩は精神を休めることができ、トータルでは集中力が高まり、結果として生産性が向上する」

 ただし同氏は、ネット中毒になると逆効果になりかねないので、こうしたネットサーフィンはほどほどにしておくことが重要だとしている。

[ITmedia]

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