2009年4月26日 19時14分更新
湿原の貴重な自然を保護するため、一般車両の乗り入れを規制している栃木県の奥日光で、低公害バスの運行が、26日から始まりました。
栃木県の奥日光では、貴重な自然を保護をするため、小田代原の湿原を通る9.5キロの区間で、一
般車両の乗り入れが規制されていて、毎年、春から秋の行楽シーズンに限って、栃木県が低公害バスを運行しています。
低公害バスは、エンジンと電気モーターを組み合わせて、大気汚染の原因となる窒素酸化物などの排出量を抑えています。
ことしも大型連休にあわせて、26日から運行が始まり、観光客はバスの中から、野生のシカをカメラで撮影したり、まだ雪の残る湿原を眺めたりして楽しんでいました。
埼玉県から訪れた夫婦は、「この時期に来たのは初めてですが、雪の白と青空のコントラストがとてもすばらしいです」と話していました。
低公害バスは、平日は1日7往復、土日と祝日は1日13往復運行され、6月以降の土日と祝日は、早朝の景色を楽しむ人のために、午前4時に第1便が出発します。