が、
文筆業に関わり、23万部もの売上を出した著者という立場から、こういう消し方はいかがなものだろうか?
インターネットはどこかにキャッシュが残っているもので、中村克氏の書いたものは以下の通りに閲覧可能であり、もはや無かった事には出来ない。
読売新聞、日本テレビを提訴します
http://s02.megalodon.jp/2009-0422-2229-39/gpscompany.blogdehp.ne.jp/article/13436734.html
(表示された画面でリンクをクリックすると読めます。)
読売新聞を読む愚者に告ぐ
http://s04.megalodon.jp/2009-0424-1253-52/gpscompany.blogdehp.ne.jp/article/13437804.html
ダーティー読売は悪事を繰り返す
http://s04.megalodon.jp/2009-0423-0551-42/gpscompany.blogdehp.ne.jp/article/13438552.html
プロの物書きが、こんな事をするとは信じられなかったので、これはアクセス集中かなにかで発生したサーバトラブルかもしれないと思ったのだが……
中村氏のブログのトップページにアクセスしてみると、あっさりと表示され、問題となったエントリだけが消されており、しかも、随分前の話題を4月21日以降のエントリとしてすげ替えてある。
もともとは
20日に「読売新聞、日本テレビを提訴します」
22日に「読売新聞を読む愚者に告ぐ」
23日に「ダーティー読売は悪事を繰り返す」
が書かれて居たのに
現在のブログ上では以下のようにエントリがすげ替えられている。
(04/25)ディズニーランド時代の記憶がよみがえってきました。
(04/24)草薙さんの謹慎は不要であると考えます。
(04/24)「最後のパレード」原画展のお知らせ
(04/23)エレベーター死亡事故と安全の維持管理
(04/22)ブログの役割と明石市花火大会歩道橋事故
(04/21)紀宮さまがディズニーランドをご訪問された日のこと
何を意図してこのような事をしたのか想像するのは難しくない。
ある意味、大人の判断と言えなくもないが、「無かった事」にしようとエントリをすげ替えるのではなく、該当記事を削除した上で謝罪のエントリ1つ入れるぐらいの事はしなければ、自分の仕事を裏切る事になるのではないだろうか?(そういうセンスで仕事をしていないなら仕方ないが)
それにしても、盗用について公式な謝罪はまだ行われていない。
先日もこちらのエントリで指摘したのだが、
http://majilife.seesaa.net/article/117977284.html
過去の判例からも、インターネット上にある匿名の書き込みであっても著作権は存在しており、中村氏のやった事は、引用というよりは転載である。
無断で転載しているのだから、これは盗用と判断されよう。
本人は著作権を知らなかったなどと言っているが、知らないとか意図的ではないという事で許される種類の罪ではない。
中村氏ご自身が書かれたエントリの中に、今回の事について何が問題であり、どう振る舞うべきかを明快に語ったものがある。
『テント飛ばされ死傷事故と「知らないのに知っていると思いこんでいる症候群」』
http://gpscompany.blogdehp.ne.jp/article/13302336.html
最後にもう一度マーク・トウェインの警句を記します。
災いを引き起こすのは知らないことではない。知らないのに知っていると思いこんでいることである。
私から申し上げる事は何も無い。中村氏ご本人の仰る通りである。
彼の偏狭な性格が暴露された感じです。
やましいことがなければあの削除はやばいと思って尻尾巻いて逃げる犬みたいなモンです。出版社からの忠告に従ったのでしょう。
彼を正義の大儀からも糾弾すべきでしょう。彼は売れないコンサルタントでしたからね。
あの新聞社に対する稚拙なブログ内容はもっと公にすべきですよ。本屋で立ち読みしてしまったら彼の性格なんて知るよしもない。内容はお涙頂戴に溢れていますからね。