中国企業の商標、海外でたびたび侵害 (2)
▽中国はブランド保護を強化すべき
中国商務部国際貿易経済合作研究院多国籍企業研究センターの王志楽主任が22日述べたところによると、中国有名ブランドをターゲットにした悪意に基づく商標の侵害登録は、中国事情に詳しい現地人か中国人によるものがほとんどで、中国企業にとって大きな負担となっている。王主任は「現在、ブランド保護や特許の保護について、国際社会には一種の公約のようなものがあるが、これは大きな原則に過ぎず、具体的にどうするかについて細かい規定はない。一部の国には国際有名ブランド保護の法律があり、商標が侵害登録されれば法律ルートを通じて登録の無効性を判断するか、あるいはそもそも侵害登録が政府のチェックを通過しない。だが現在、中国の商標はそれほど有名でないため、中国ブランドが十分に保護されない可能性がある。さらに多くの国には関連の規定すらない」と話す。
王主任は「中国企業にとって、ブランド保護意識の強化が必要だ」と強調し、次のように述べる。中国企業の多くは、世界各地で商標登録するには莫大な費用がかかり、時間も労力もかかるとして備えをおろそかにしている。だが中国企業は計画的に一連の保護措置を取るべきで、一部の重点市場、たとえば米国や今後進出する可能性のある市場においてあらかじめ商標登録を行うべきだ。中国企業はこうした方面でより一層研究を進め、現地の法律・法規を理解しなくてはならない。(編集KS)
「人民網日本語版」2009年4月24日