ANIMAL PRODUCTION

えー、このブログはそういう社会的なお話を真剣に討論したり考えたりする事を目的として運営していないので、出来ればもうコメントしたくありませんが、そもそもそういう社会的な批判を書いた僕が悪いので、渋々ながらお答えします。
　ですから、出来ればそろそろ勘弁して頂きたいと切に願います。

さて、僕は常々このブログでも主張していますが、僕が批判したいのは「医療ミス」で在ったかどうかでは無く、この意思の「自信を取り戻す事が出来た」と言う発言に対して、批判をしているのです。
てんがさんの仰る通り１００人中９９人の医師が発見出来なかったから仕方がない。。。かも知れませんが、じゃぁ、もし１００人に１人の医師に、否、若しくは１万人に１人の名医に当たっていたなら死ななかったとして、そうでなかった自分の未熟さに気付き、次からはより多くの命を救える医師になって欲しいのです。
　僕は「散髪した」にも書いている様に、ミスをするのが人間だと思っているので、ミスした事を責めたりはしません。
ただそのミスに対して「誰でもある事だから仕方が無い。。。」
とか甘えた事を言って反省しなかったり、そういうミスを繰り返さない為の努力をしなかったりする事に対しては憤りを感じています。

人間は、否、「僕は」と言っておきましょうか、どれだけ努力して、気を付けても、やっぱりミスを繰り返します。
でも、僕はその度に、「二度と次が無い様に。。。」とミスを繰り返さない努力をしているし、して欲しいのです。

「プロとはミスを許されない事」だと僕は思っています。

技術が未熟だから、ミスをするのです。
自分なりによくやった
自己満足の世界ではそれで良いかも知れませんが、それで終わっているのでは素人と同じです。
現時点での自分の力量の最高、でもそれは至高では無い。
だから、更に上を目指す。

2000文字までしか一遍に更新出来へんらしい。。。
って事で続き

僕の嫌いな涅 マユリ隊長（BLEACH参照）も言っている様に、「完璧とは絶望で在る。完璧であれば、そこにはもう入り込む余地が無いのだから。。。」
みたいな事を言っているが、将にその通りで、「完璧」で在れば何の努力も要らなくなる。
だから、プロは常に完璧で在ると同時に、常に不完璧な自分を恥じ、より完璧たり得る努力をし、且つ完璧には辿り着かないと言うパラドックスの中で存在している者の事だと思うのです。


最後にYESかNOかでお答え下さいとの事ですので、「YES」と答えておきます。
理由は、もし彼が、人類史上空前絶後の名医なら救えた命であると思うし、そのレベルから見れば「ヘボい」からです。
同じく、消せる火が消せない、救える命が救えない、未然に防げた事故を防げなかった、と言うのは「ヘボい」＝未熟だからです。
ただ、努力は買いますので「自分の死力を尽くしたけれど力及ばなかった」方を「殺人者」だとは思いません。

このブログでは何度も書いていますが、「免許や資格を持っている」＝「プロ」ではありません。
そして、プロであっても所詮は人間です。

答えになったでしょうか
納得頂ければ幸いですが。。。そんな事無いんでしょうね。。。

ブログの更新が出来ませ〜ん。

いくら医療が進歩してきているとはいえ、医療は未だ（というか永遠に）発展途上な分野であり、その時点の医療技術で最善を尽くしても、どうしても命を救えない…という「医療の限界」が存在する訳で。

その「医療の限界」に直面し、患者を救えなかった医師が、長い年月を裁判によって失わされ、医療ミスではない事が裁判で明らかにされてなお、世間に「殺人医師」「人殺し」と呼ばれ続けている現状では、医師になりたい…と思う者がいなくなっても仕方が無いでしょう。

「医療の限界」による落命までもが「殺人」として扱われるのならば、「医療の限界」で命を救えない可能性のある分野に携わる医師（特に、産科・小児科・救急）は皆「殺人者予備軍」「犯罪者予備軍」という事になってしまうんですから。

…。
……。
………。

好き好んで「犯罪者予備軍」になろう…なんて人間は、はたしてどの位いるんでしょうかね？


＞僕は医療機関に携わる人間じゃないので、医療機関側の立場・見解は分かりませんが、プロと言うのは、別にお医者さんに限らず、何時如何なる場合にしろ、どんな理由が在るにせよ失敗は許されないと考えてます。僕も人間なんで、色々ミスしますが、やっぱり仕事上のミスはプロとして責任を取る必要が在ります。プロっていうのは、どんな職業でもそうだと思っています。

「ミスなのか限界なのか」を問わずに責任を負わせる事が是とされるのならば、

●火事を消し止められずに死者が出たら、消防士が「殺人消防士」として逮捕
●人質立てこもり事件で死者が出たら、担当の警官が「殺人警官」として逮捕
●溺れる人を救えなかったライフセーバーが「ライフキラー」として逮捕

なんていう時代が来るのも時間の問題かもしれませんね。

April 17 [Fri], 2009, 8:41 にコメントさせていただいた通りすがりです。

＞仕事上のミスはプロとして責任を取る必要が在ります。

えーと、管理人様でしょうか？
自分が言っているのは、「そもそも、ミスなのか？」ということです。
ここで定義する「ミス」とは、

　・その状況下（情報下、と言うべきかも）で
　　割り箸を見つけることが可能であった
　・割り箸を見つけられたら救命できた
　・にもかかわらず見つけられなかった

という意味での「ミス」です。

そして重ねてお伺いしますが、
　
＞お前がヘボいから、その子は死んでんねんから

と書かれていますね。
ということは、「医師が『ヘボ』くなければその子は死ななかった」と考えていらっしゃるわけですよね？
（大変失礼ですが、これは「YESかNOかで答えられる質問」ですので、率直にどちらかの答えをお願い致します）

貴重なコメント戴き有難う御座います。

　僕は医療機関に携わる人間じゃないので、医療機関側の立場・見解は分かりませんが、プロと言うのは、別にお医者さんに限らず、何時如何なる場合にしろ、どんな理由が在るにせよ失敗は許されないと考えてます。僕も人間なんで、色々ミスしますが、やっぱり仕事上のミスはプロとして責任を取る必要が在ります。プロっていうのは、どんな職業でもそうだと思っています。

　因みに、子供が棒状の物を口にくわえて、ウロウロしてるのが分かって居ながら、それを放置して居る様な親には、その時点で、親の責務が果たせていないので、他人に責任を求める資格は無いとも思っています。

どちらの側も詳しい事情はよく分からないので、無責任なコメントだと思っていますが、にかく、社会全体に自己責任の薄い時代なのだと感じます。

＞お前がヘボいって事は事実なんやで
＞お前がヘボいせいで死んだ子

何を根拠にそう仰ってるか教えてください。
まぁ、何事もなかったかのように記事の該当部分を削除されてもかまいませんが。
なにせあなたのブログよりもさらに多くの人が閲覧するところに、上記の部分がはり付けられていますので。

「医療の限界」を「医療ミスだ」として訴えた事件の典型ですね。

「100人中99人が、割り箸が脳に刺さっている事を予見不可能」であっただろう…と言われている物を「医療ミスだ」と訴えてるんですよね。コレ。

医師は神様じゃありませんから、全ての命を救命できる訳ではないのですが、誰が診てもどうしようもならなかった事を「死んだら医療ミス」とばかりに訴えるケースが多いんですよね。

加古川心筋梗塞事件しかり、奈良心タンポナーデ事件しかり、福島県立大野病院事件しかり…。

誰がやっても助けられなかったであろう「医療の限界」まで「医療ミス」とされてしまったら、マトモな医療は出来なくなりますよ。

ちなみに、割り箸はレントゲンにもＣＴにも映りません。