★ジョゼと虎と魚たち 初日舞台あいさつ
渋谷・シネクイントで13日に行われた、「ジョゼと虎と魚たち」の初日舞台あいさつには妻夫木聡、池脇千鶴、上野樹里、新井浩文、脚本家の渡辺あやらが登場した。
当日は、主演した妻夫木の23歳の誕生日。バースデーケーキが用意され、会場全員でのお祝いとなった。「(映画の)初日と誕生日が一緒で思い出深い日になった」と妻夫木。
映画について「すごくせつない映画」とコメントしている途中で妻夫木の目には流れるものが・・・。「やっべー」と後ろを向く妻夫木に、客席からは「がんばってー」の声が飛び出した。「台本を読んで、『こいつっておれだなー』と思った。雰囲気とか空気間が似ている」(妻夫木)というだけに思いがあふれたか。
妻夫木聡
恒夫役
「初日に来ていただいて本当にありがとうございます。ついに、来てしまったなと思います。この映画は自分にとって、恋愛そのものなので。きてしまうと終わりがあるのかな、なんて思ったりもしたんですけど。大変うれしいです。もっともっと、いろんな人に見てもらいたいです」
誕生日のお祝いをされると「本当にうれしいですね。12月13日だから、クリスマスと一緒にされちゃうんですよね。自分の誕生日だけをちゃんと祝ってもらったということがあんまりなくて。こんなに大勢の人に祝ってもらったのは初めてだったので、本当にうれしいです」
撮影中のエピソードを聞かれると「撮影自体が、僕自身すごく楽しくて、全てが新鮮だった。こんなにちゃんとした恋愛映画をやるのは初めてで、毎シーン、毎シーンすごく、本当にジョゼと恋愛している感じで、すごくせつない映画だったんですよ。終わってからも動けない感じで、恋愛はしたいけどしたくない、でもしたい、そんなものだなーと本当に思いました。これから、もっともっといい恋愛をしていきたいと思います」
池脇千鶴
ジョゼ役
「きょうは来ていただきまして、本当にありがとうございます。この映画は私の大好きな映画です。皆さんも、ちょっとでも、ひとかけらでも心に残していってくれたらいいなと思います。どうもありがとうございました」
上野樹里
香苗役
「現場はすごく楽しかったです。監督にも22歳(上野は現在17歳)の香苗という役をいろいろと教えていただいて演じました。すべて22歳の女性を演じ切れたがどうかはわからないけれども、こんな感じかなーという感じで、演じてみました。うまく言えないけど、本当にいい映画だと思うので、もっとたくさんの人に見ていただけたらと思います」
新井浩文
幸治役
「ごめんなさい。なんか1人だけ私服で遊びに来たみたいな感じで。個人的な、すごい例えなんですけど、もしも、この作品が酢豚なら、(自分は)じゃまなパイナップルじゃなければいいかなと。見てくれた人がそう思ってくれればいいと思います。きょうは映画館に映画を見に来てくれて、どうもありがとうございます」
渡辺あや
脚本家
「この映画を見た後、人によっては、せつない感じ、すごく痛いものが、もしかしたら心の中に残ってしまうかもしれません。でもその痛みは、皆さんの大好きな妻夫木君や池脇さん、新井君や樹里ちゃん、それから私たちスタッフみんなと確実に共有できるものである、ということをちょっとした救いとして、それをお土産に、おうちにお帰りいただけたらと思います。ありがとうございました」
撮影中は、ずっと撮影所やロケに立ち会っていたという渡辺は、撮影中のエピソードを聞かれて「毎日、すべてが私にとっては輝くばかりの日々でした。人としての美しさが毎日毎日、輝いていた。それをずっと横で見ていられることの幸せというのが非常に印象深く残っています」
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