チルソクの夏 完成披露トークショー

3月30日14時半にシーモール下関で『チルソクの夏』の完成披露トークショーが行われました。トークショー開始前から会場には約200人の人でうめつくされていました。中にはエキストラで出演した人、友達がエキストラで出たから見に来たという人も。

14時半、大きな拍手とともに佐々部清監督、水谷妃里さん(郁子役)、上野樹理さん(真理役)、三村たかよ恭代さん(玲子役)、が登場。残念ながら、桂亜沙美さん(巴役)はバトルロワイヤル2の撮影のため、欠席でした。3人とも映画でおなじみ、長府高校の制服での登場でした。

司会のKRYの井上幸彦さん・脇田美代さんに紹介され、出演者の方々から役どころを一言。

佐々部監督:去年いっぱい市民の皆さんにご迷惑をおかけいたしました。やっと完成しました。ぜひ、一人でも多くの方に見ていただきたいと思います。

水谷さん:遠藤郁子はすごく一途なところがあってひとつのことに一生懸命になって、最後まで、自分の納得のいくとこまでやるところがあります。

上野さん:初めからトラブルを起こしたり、考えるより先に行動に移したり、とにかく感情的で、性格が明るくて、活発な役でした。

三村さん:ちょっとおバカさんで、いつもかげながら郁子や真理、巴を見守っているような役でした。

佐々部監督の「嘘っぽい映画は撮りたくない!!」という想いから、映画の主演女優4人は演技力よりも陸上がキチンと出来る人を選考しました。演技ができるかどうかを無視して選んだために、4人の演技を最初に見た時は"どうしよう・・・"と思ったとか。
純粋な映画を求める佐々部監督は撮影開始前に2週間主演女優4人と合宿をしました。午前中は陸上の練習、午後は演技の練習に励みました。モチロン、その成果は映画にちゃんと生かされています。

下関市民の皆さんの協力なくしては完成させることは出来なかったと思います。僕が市民の皆さんにご恩返しできるのは、この映画を一人でも多くの人に見ていただくことだと思っています。それは山口県・九州に留めることなく、日本全国できれば韓国も舞台にしてますので、韓国でも公開して、韓国の方にも見ていただいて欲しいなと。ちょっとずつ下関・山口県・全国・アジアへ広がっていけば本当の恩返しができると思っていますので、今後とも応援よろしくお願いします。
『チルソクの夏』完成披露トークショーは監督のこの言葉で締めくくられました。

会場に用意されていた席は全て埋め尽くされ、立ち見の方も大勢いました。映画の半分以上が下関の映像となっている『チルソクの夏』。地元・下関出身の佐々部監督をはじめ、下関市民の熱い想いが込められた映画になっています。