シャンパーニュハウス飛田さんから急遽お誘いを受けて、有名フードライター?の
来栖けい氏
主催の食事会へ

。場所は
銀座Salon de G、初めて伺いましたがレンタルスペースらしいですね。 →
人気ブログランキングへこの食事会は、来栖氏が同世代の若手料理人の独立を支援する会食会とのことで、第1回は元恵比寿園山の小河雅司氏の和食会、この日はその第2回で、元カンテサンスの二番、現オトワレストランの二番である後藤祐輔シェフのフレンチの会とのことでした。行くまで知らなかった(爆)しかも、テレビカメラ

まで入ってるじゃないですか!!
最初に事業計画書やシェフの経歴書などが配られたので、出資を募る会なのかなぁと思ったのですが、最後までそれらには触れられず、不思議な感じでしたね???いつも賞味会ベースなのでしょうか。
シェフからご挨拶を戴き、早速スタート。シェフ一人で12皿構成11人分の料理ということで、最初から時間掛かりそうな雰囲気が漂い始めます(苦笑)
マリオンクレープ(ホワイトアスパラのムース、アーモンド、ジャパニーズキャビア(とんぶり)
アミューズ一品目はホワイトアスパラを強調したクレープとのことでしたが、ん~、ちょっとペタっとしちゃいましたね。
竹鶏物語(京都産朝堀筍のグリル、鶏のコンソメ、木の芽)
個人的にこの日一番のヒットがこれだったわけですが(苦笑)、旬の筍ですのでそれだけでも美味しく。塩加減がきっちり決まっているので、ワインととてもよく合いそうです。こっちが一品目でよかったんじゃないかなぁ。
自然の美しさ(オレンジが香るサヨリ、鈴木さんが育てた7年物のグリーンアスパラ、リュバーブ)
鮮やかなグリーンと赤、サヨリの銀色に白、視覚から素晴らしい印象を受けまして、柑橘系の香ばしい香り、こちらは非常に素晴らしい一皿ですね。ちょっと飴のようなソースもいいんじゃないでしょうか。
ホタテパン(パリパリに焼き上げた帆立貝、海藻のバターソース、マカデミアナッツ)
こちらは後藤シェフのスペシャリテのようです。塩がばっちり決まっていますね。これはワインとぜひ合わせたい逸品でした。海藻バターはカンテサンス譲りかな。機材がなかったので仕方ないですが、サラマンダーなんかで表面パリパリにさせると、もの凄く美味しそうです。
豆・豆・豆(いろいろな春の豆達、ソースサンジェルマン、卵黄のコンフィ)
これは非常に手がかかった豆料理ですね。一つ一つの豆は全て調理方法が違うみたいです。惜しむらくはインパクトがちょっと弱いことか。
春のコンソメ(桜エビのスープ、海老のたまごに見た立てたクスクス)
桜エビの濃厚スープ、海ぶどうのアクセントも加わり、海の香り満点です。
味覚神経(甘み:マナガツオ、苦み:レモンソース、塩味:パルメザンソースの泡、酸味:赤玉ねぎのピクルス)
後藤シェフがかなり力を入れたという一皿。未完成のようですが、ヒトの味覚の四要素を一皿で表現したものだそうです。ちょっと苦みが強すぎる印象を受けたので、全体的な調和を今後も検討ってところでしょうか。発想自体は出席者皆さんから評価されていました。マナガツオのキュイソンはさすが白金譲りって感じですね。
深紅のベールに包まれた仔羊(紫蘇の香りをまとった仔羊、梅干しとクルミのコンディマン、フヌイユのサラダ)
低温調理された仔羊を最後に紫蘇で包む当たりはこれまた白金流。想像以上に紫蘇が香ります。梅干しジャムも蜂蜜が入ってとても香ばしく、とても優しい一皿でした。
トマトパフェ(3種のトマト、クリームチーズ、蜂蜜のゼリー、バジルの泡)
さて、デセールは3皿。あれ、これも白金流(笑)これはカプレーゼの組み合わせですね~。
異国のくずもち(ココナッツ風味のくずもち、パッションフルーツの蜜)
これ結構気に入りました。きなこを全然使っていないのですが、ココナッツがうまくはまってちゃんとくず餅です。パッションフルーツの鮮烈な酸味とちょうどいいですね。
おとなしめなモンブラン(とちおとめのクリーム、メレンゲキャラメルのアイスクリーム)
これ、溶けちゃってこんな形をしていますが、本当はもっとクリームがちゃんと乗っているみたいです(来栖氏のだけちゃんとしてもらってましたが(苦笑)メレンゲキャラメルのアイスクリームは白銀流(またまたw)、もともと後藤シェフは店でこのアイスを作っていたみたいですね。定番化させて季節ごとに変えるそうなので、スペシャリテにされるんでしょうか。ちゃんとしたのも食べてみたいなぁ。
メキシコからの贈り物(アボカドショコラ)
これも、予定していたショコラが手に入らなかったとのことで、ちょっと味が違っちゃったみたいですね。惜しい。
18時スタートで(集合は17:45ww)23時までかかった会でしたが、後藤シェフお一人でこれだけの皿数を11人分もご準備され、とても大変だったと思います。
最後に来栖氏をメインにしてシェフを相手に全皿の意見を言う場があったのですが(時間かかったw)、ちょっとシェフも恐縮しちゃっていて可愛そうでしたね。まだまだこれから、ぜひがんばって戴きたいと思います。
しかし、料理の特徴も皿数も、白金流が多かったな(笑)