京都大に「雇い止め」された元非常勤職員らが大学構内で野宿しながら抗議活動を続けている問題で、大学側は24日、元職員2人と京都大学時間雇用職員組合を相手取り、土地の明け渡しを求めて京都地裁に22日付で提訴したと発表した。
大学側は訴えの理由として、一般の人の往来も多い場所の美観を損ねる▽野宿している百周年時計台記念館のクスノキは大学の「顔」で、イメージが低下する――などを挙げている。元職員と大学は京都府労働委員会で交渉を続けているが、解決のめどは立っていない。元職員側は「訴訟で争うかどうか検討中」としている。