社会保険病院　公的病院として存続を
（静岡県）

社会保険病院を公的機関に譲渡し、地域医療を支える公的病院としての存続を求める集会が２５日静岡市葵区で行われた。集会には県内３つの社会保険病院の関係者など８０人余りが集まった。厚生労働省では全国６３の社会保険病院などを売却する方針を示していて、この中には休診中の社会保険浜松病院も含まれている。集会では、譲渡先が公的機関でなければ救急医療などの不採算事業がおざなりになってしまうのではないかと指摘されていた。また、地域医療の問題に詳しい専門家が講演し、「医療費の抑制政策など政治状況が変わらなければ社会保険病院の存続は難しい」と話していた。