相談の電話が殺到 対応に追われる厚労省豚インフルエンザ問題を受けて厚生労働省は25日、職員が24時間態勢での情報収集に追われた。午後に設置した電話相談窓口には「メキシコに行くがどうしたらよいのか」「現地の状況が知りたい」などの問い合わせが相次ぎ、用意した10回線がすぐにふさがった。 問題を所管する新型インフルエンザ対策推進室は、職員が慌ただしく出入りしながら情報確認に当たった。深夜や未明に海外から情報が入ることに備え、担当者は24時間の交代勤務態勢。関係機関や研究者に問い合わせたり、都道府県担当者との連絡に追われたりした。 省内に幹部らが詰める「情報共有連絡室」も設置。ある幹部は「新しい情報がなかなか入らない」と困惑した表情で話し、「世界保健機関(WHO)で一定の判断が出なければ、省としても行動を起こしにくい」ともどかしそうな様子だった。 水際対策として同省は急きょ、メキシコからの帰国者に対し、サーモグラフィーでの発熱検査などを強化するよう全国の検疫所に指示。メキシコ、米国への渡航者に配布する注意喚起のチラシも作った。検疫所では、発熱やせきなどインフルエンザのような症状があった人についてはすぐに診察し、必要があれば医療機関に運ぶ。 厚労省の電話相談窓口は26日も午前9時から午後9時まで対応する。番号は03(3501)9031。 【共同通信】
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