(cache) リコール派分裂で泥沼化 千葉・銚子の出直し市長選 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • リコール派分裂で泥沼化  千葉・銚子の出直し市長選

     市立総合病院の休止に揺れる千葉県銚子市の出直し市長選(5月17日投開票)は泥沼の戦いに突入しそうだ。岡野俊昭前市長(63)をリコールした市民団体「『何とかしよう銚子市政』市民の会」が路線の対立から分裂、岡野氏も含め6人が出馬表明したからだ。リコール派内からも「市民は置き去り。なぜリコールなんてしたのか」(70代女性)と不満の声も出始めている。

     「9月末をめどに再開したいが、市営か民営かにこだわらない」。分裂のきっかけは、1日に出馬会見した「市民の会」の茂木薫代表(58)の発言。リコール運動の同志、市立病院の元勤務医松井稔氏(45)は「市営で再開するはずだった」と反発して10日後に立候補を表明。石上允康市議(63)も飛び出し、会の分裂は決定的となった。

     再出馬に迷いをみせていた岡野氏だが、分裂劇を好機ととらえ、在任中に進めていた民間に運営を委託する「公設民営」を再び訴えて出馬を宣言。野平匡邦元市長(61)や語学塾経営の高瀬博史氏(59)も相次いで名乗りを上げた。

     6人は病院の運営形態について、市が運営するこれまで通りの「公設公営」にするか、民間あるいは独立行政法人化に託する将来像をそれぞれ描くが、医師確保の方法や財政的な裏付けを明示した候補者は今のところ見当たらず、再生への道のりは不透明だ。

      【共同通信】
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