昭和の情景記憶鮮やか
昭和を代表する家電製品などを懐かしそうに見る市民ら(高松市の県立ミュージアムで)
昭和30年代の街並みを復元したセットや、家電製品などで昭和の時代を振り返る「近くてなつかしい昭和展」が、高松市玉藻町の県立ミュージアムで開かれている。大ヒットした映画「ALWAYS 三丁目の夕日」で注目を集めている高度成長期の日本を、日用品など約300点で紹介している。5月10日まで。
第1部では、映画製作会社から借りたセットを使い、家庭の茶の間や駄菓子屋、大衆食堂、銭湯などをほぼ実物大で再現。本放送が開始された直後のテレビで活躍した力道山、美空ひばりらスターのほか、長嶋茂雄さんや同市出身の中西太さんら野球選手の写真パネルを展示し、当時にタイムスリップした感覚に浸ることができる。
第2部は「記憶の中の香川」と題し、「三種の神器」と称された白黒テレビ、冷蔵庫、洗濯機のほか、足踏みミシンや脱脂粉乳の缶、メンコなど懐かしい品が並ぶ。また、1953年に国の特別名勝に指定された直後の栗林公園や、廃園となった栗林公園動物園など県内で撮影された写真もある。
同市上福岡町、主婦小島久子さんは「嫁入り道具で持ってきた足踏みミシンは、もう処分してしまった。ついこの間まで使っていたものばかりで、懐かしい」と見入っていた。
入館料は一般800円、高校生以下無料。5月4日を除く月曜休館。問い合わせは同ミュージアム(087・822・0002)。
(2009年4月20日 読売新聞)