2009年4月23日10時46分
京都御所の特別公開が始まり、成婚パレードで使われた馬車も展示された=23日午前、京都市上京区、森井英二郎撮影
京都御所(京都市上京区)の特別公開が23日から始まり、大勢の参観者が訪れた。天皇皇后両陛下の結婚50年を記念し、1959年4月10日の成婚パレードで使われた儀装馬車を展示。皇子や皇女が暮らした若宮(わかみや)・姫宮(ひめみや)御殿の部分は初公開という。
天皇の即位式を催した紫宸殿(ししんでん)などを中心とした例年春の一般公開のコースに、皇后の住まいだった皇后宮常(こうごうぐうつね)御殿など後宮(こうきゅう)の部分を加えて公開した。儀装馬車の展示コーナーでは、当時のパレードの映像も放映している。
29日まで。入門時間は午前9時〜午後3時半。宜秋門(ぎしゅうもん)から入り、清所門(せいしょもん)から出る。殿舎(でんしゃ)外側からの参観で、室内には入れない。無料。問い合わせは宮内庁京都事務所(075・211・1211)へ。