姉は、19歳で結婚することになります。
姉の結婚生活は、喧嘩が絶えなかったようです。よく、母に愚痴をこぼしていました。
また、不幸なことに妊娠と流産を繰り返しておりました。
母は「私が未熟児で生んだから、お姉ちゃんに可愛そうな事をした」と姉の看病に通っていました。
母が、なぜ姉に愛情を注ぐのかを象徴する言葉なのだと思います。
3回目の流産の後にお医者様から「次に流産をしたら、お子さんは諦めてください」
と言われたのをきっかけに、母の進めで姉夫婦は実家の近くに引っ越すことになります。
母は姉が心配で、近くに置いておきたかったのでしょう。
姉夫婦の家から怒鳴りあう声は聞こえませんでしたが、投げた物が壊れる音が聞こえました。
物を投げあう夫婦喧嘩って、本当にあるんだと驚いたのを覚えています。
その後姉は妊娠し、母の看病もあり不正出血を乗り越え男の子を出産します。
子供が生まれた後も夫婦喧嘩が絶える事はなく、姉夫婦は離婚を前提とした別居となりました。
この後、元旦那さんは子供が大学を卒業するまで、毎月10万(だったと思う)を
養育費として振込み続けます。
進学の時に母子家庭だと可愛そうだからと、正式に離婚したのは子供が高校に入学してからでした。
時々、振込みの日にちが遅くなることがあったのか、姉が「まだ振り込まれてなかったのよ
10万の養育費だって足りないのに振込みが遅れるなんて、信じられない」と言い
母は「本当だよね。学校だってお金がかかるのにねぇ」と相槌をうっていました。
私は一様、世間の養育費の相場となかなか養育費を払って貰えない母子家庭の現状を
2人に話しましたが、どうも余計なお節介だったようです。
離婚後も、姉は再婚することはありませんでした。
時は過ぎ弟が結婚し家を出。姉の子供も結婚して家を出。今は両親と姉の三人で生活をしています。
両親と姉は、親離れ子離れが出来なかったんだと思います。
姉にとって、籠の中は居心地が良かったのでしょう。
これは、あくまで私が知りうる範囲で私が感じた事です。真実は別の所にあるのかも知れません。
ただ「平等ってなに?」「籠の鳥」で私が感じた事が、この後の私の子育ての元になります。
長くなりましたが、子供の私は今日で最後になります。
さて、このままで「母親の私」に行くか、それとも少しお休みしてからにするか。
ただいま、考え中です。(ただいま考え中♪ただいま・ただいま考え中♪)
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