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コンビニでバイトを始めた娘ですが、コンビニの時給は安いので
一ヶ月の収入も限られています。そんな中、娘のやりくり魂に火がつきます。
節約に次ぐ節約の生活が始まります。
年頃の女の子なのに「今まで買った洋服で十分足りてる」と服を買う事をしません。
見かねた私が買ってあげる事にしたのですが、選ぶのは安い服ばかりです。
私もブランド品には興味が無いので、似たのだと思います。
少ないお給料で貯めたお金で、運転免許書を取りに行ったりしてました。
自分が必要だと思う物には、出費は惜しまないところが偉いと思います。
私は私で結婚するのは分かっていますから、結婚式の費用にとお金を貯めたり。
結婚式の相場やドレスのレンタル料を調べるのに、本屋で情報誌を立ち読みをしていました。
19歳の冬に娘から「結婚することにしたから」と報告を受けました。
分かっていた事なので驚きはしませんでしたが、次の娘の言葉には驚きました。
「結婚式は挙げない事にしたから、一日で何百万のお金を使うなんでバカみたいだもの」
確かに言ってる事は理にかなっていますが、ここまでしっかりしているとは思いませんでした。
娘の話しでは2人で相談をして決めて、向こうのご両親も承諾しているということでした。
私も、本人達がそれでいいのなら反対するつもりはありません。
東京の賃貸マンションで結婚生活を始める予定になっているというので
台所などの生活用品を揃えてあげるつもりでしたが、彼氏のご両親が娘のためにと
いろいろ用意してくださったので、私は遠慮する事にしました。
結婚相手のご両親のせっかくのご好意です。私がでしゃばる必要は無いと思ったのです。
私にとって、相手のご両親に可愛がって頂けることぐらい嬉しいことはありません。
引越しも彼氏の車で何日かに分け運んで終わりました。
嫁いで行く娘は彼氏の車から「じゃあね。今度遊びに来るから♪」と手を振って
去って行きました。実にさっぱりとした旅立ちの瞬間でした。(笑
周りの人達からは変わっていると見えると思いますが、本人が幸せなら問題無いと思ってます。
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