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一言メッセージ :宝くじ、なかなか当たらないけどメゲナイぞ!!(笑

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イジケた子供(親編2)

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イジケた子供(息子の巻12)

息子の就職した会社は、部品の塗装などをする本社と修理をする支社に分かれています。

数ヶ月の研修のあと、息子は修理を担当している支社に配属されました。

仕事に慣れるまではと、駅まで送り迎えをしていましたが

配属されて少し経ったころ、息子の様子が暗く元気がありません。

どうしたのか聞くと、同期の人と比べて仕事が出来ないでことで肩身の狭い思いを

しているとのことでした。不運にも、私の心配は現実となってしまいました。

息子に「会社を辞めるの?」と聞くと「今の修理もろくに出来ないままじゃ、どこに行っても

同じだしだから辞めない」と答えました。息子なりに自分で答えを出しています。

何時も、本人のやる気に任せてきましたが見捨てた訳ではありません。

それからは毎日、送り迎え車の中で息子の愚痴を聞いてあげる事にしました。

ただ聞くだけです。この局面をどう乗り切るかは息子しだいです。

仕事が出来ない息子はその後洗車に回されますが「修理が出来ないんだから仕方がないよ。

仕事があるだけまだマシだから」と洗車の仕事を嫌がる事はありませんでした。

入社して一年目の終わりごろに移動があり、同じ敷地内にある今の部署へ移る事になりました。

ここで定年退職した後、契約社員として働いている人のアシスタントをすることになります。

職人気質の気難しい人ですが、気難しい人間は私の父で慣れているので苦にならなかったようです。

仕事を教えて貰えるチャンスを得た息子は必死になって覚えていきます。

真面目で丁寧な仕事が認められたのか、最近では一台の車を一人で修理するまでになりました。

バイトの経験の無い息子は、仕事をしてお給料をもらうようになって初めて

その大変さを理解したようです。

仕事をしながら、家事全般や子育てをしていた私の苦労をやっと分かってくれました。

当たり前のように出して貰っていた学費やお小遣いが、大きな金額だったことも分かったようです。

息子に人生はまだ始まったばかりで、これからもいろいろな事が起きると思いますが

そんな時に自分の力で乗り越えていくだけの力を、身に付けて欲しいと思っています。

今の私の目標は「息子に家から独立をして貰いたい!」です。

経済的には独立をしていますが、親と一緒に暮らしていると甘えがあります。

心身ともに、親離れをして貰いたい!のですが、給料明細をみるとまだ無理かな・・・(汗

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イジケた子供(息子の巻11)

息子は就職活動の時期を向かえますが、この時代は就職難の真っ只中です。

4年生の大学を出た人でさえ、就職先が見つからない時代でした。

息子と同期の中には、大学を終えて就職先が無く資格を取るために

入ってきた人が何人かいた程です。

その反対に、卒業した後に大学や他の専門学校に入る人もいました。

息子が「俺も、また違う専門学校に行こうかな」と言うので

「行くのは構わないけど。学費は自分で出してくださいね。勉強したいと言えば

親がお金を出すと思ったら大間違いです。世の中、そんなに甘くないですよ」

と返してあげました。面接にはトラウマがあり、ネックになっている息子です。

頑張って就職活動に励みますが、来る通知はどれも薄く不採用ばかりです。

大手のディーラーを受ける息子に私は「ディーラーは整備士で入っても

社内の移動で営業とかに回されるて、合わないで辞める人が多いんだって

小さくてもいいから、修理工場の方がいいんじゃない?」と忠告しました。

息子は12月に入っても就職活動を続け、最後に受けた所が不採用だったら

もう後がありません。私は「これがダメだったらハローワークに行こうね」

とアドバイスしましたが、最後の最後になってようやく採用通知が来ました。

受かったのは、中小企業の自動車関連の工場です。

中小企業とはいえ、ちゃんと組合もあります。個人経営の実家に比べたら大きな会社です。

本当にハラハラしましが、これで明るいお正月を迎える事ができました。

学校も無事に卒業した息子は、社会人として働き始めます。

次は社会人になってからの話しになります。

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イジケた子供(息子の巻10)

専門学校はバスと電車を乗り継いで、軽く2時間はかかる所にあります。

高校の時と同じ気持ちでいては、2年間は通いきれない距離ですが

専門に入ってからの息子は、人が変わったように頑張り始めます。

2年間、無遅刻です。残念ながら無欠席は達成は出来ませんでしたが

休みの回数も3回くらいと頑張って通っていました。

車に興味があって入った学校ではありませんが、一生懸命勉強をしていたらしく

成績も真ん中よりかなり上の順位をキープしていました。

危険物取り扱や溶接の資格試験も、一回で合格をしています。

やっと自分から、やる気になってくれたようです。

ここまで長い時間が掛かりましたが、人生は長いですからまだ間に合います。

2回目の推薦で入った学校ですが、息子には合っていたようです。

中高でも友達には恵まれていましたが、ここでも馬の合う友達に出会います。

いわゆる、オタク仲間ですね。(笑)この頃から誘われてコミケに行くようになります。

授業が遅くまであるのと通学に時間が掛かるのと、面接のトラウマで

息子は専門に入ってもバイトをせずに、私からお小遣いを貰っていました。

ただ、手作りのパソコンを作る費用に10万円を貸して欲しいと言われた時に

私は息子に借用書を書かせて「働いてお給料をもらう様になったら返します」と

約束をさせます。貸してくれと言ったのですから、返すのは当たり前です。

順風満帆の学校生活にも不安はあります。

自動車整備の学校に来る子は車が好きで、学校以外の場所でも車をいじっていて詳しい子が多く

車に興味の無い息子とは差があります。

学校で教えてくれるのは基本です。ある程度の実践の経験がなければ

仕事についてから苦労をするのは目に見えています。

たまたま私の実家が、個人経営の小さな自動車修理工場をしていたので

夏休みの間だけでも手伝いに行くように薦めますが、息子は嫌がって行きませんでした。

アドバイスはしました。それをどう行動に移すかは息子の判断に任せまます。

次は就職活動の話しになります。

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イジケた子供(息子の巻9)

先生は某大手自動車メーカーの系列の専門学校への推薦状を書いてくれました。

推薦なので面接だけななのですが、面接から帰って来た息子の顔は暗かったのです。

どんな質問をされたのか聞くと、どうして、遅刻が多いのか・どうしてここを選んだのか

などの、よくある質問ばかりですが上手く受け答えが出来なかったそうです。

初対面の人と上手く会話が出来ないのと、オタク丸出しでやる気の見えない外見がネックになります。

中身は素直で真面目なのですが、分かってもらうのには時間がかかります。

合否の通知を待ちますが、結果は予想通りに不合格でした。

先生に相談に行くと「推薦で落ちる事はないんですけどね。仕方が無い次を探しましょう」と

頭を抱えながら言ってくださいました。面倒をお掛けして本当にすみませんでした。

次に推薦状を書いてくれたのは、某交通機関が運営している所でした。

ここは面接はなく、願書を出すだけです。数日すると、合格通知と入学金の払い込みの

用紙が届いたので、指定の日にちまでにお金を払い込みを済ませます。

後は、卒業をかけた学年末試験を受けるだけなのですが、なんと試験前日40度近い高熱を

出してしまいます。時期や症状からみて、インフルエンザのようですが

普段の成績を考えると試験を休む余裕は息子にはありません。

初日に高熱のまま試験を受けに行くと言うので、車で送り迎えをします。

帰りに病院へ連れて行き、待合室で待っていると「やっぱりインフルエンザだって。

学校には行っちゃダメだって言われたけど、休めるわけないじゃん」と言っていました。

私が「普段からちゃんと勉強しとかなっかたからだよ」と言うと

「今さらそんなこと言ったってしょうがないだろう」と逆切れしていました。

私は、ちゃんと忠告はしました。「勉強しなくても大丈夫なの?あとで苦労するのは自分なんだよ」と

それをどう受け止めて実行に移すかは、本人しだいです。

口やかましく注意をしないのは、子供に甘いからじゃありません。

本人が自分からやる気になるのを、待っていただけです。ある意味、冷たいのかもしれません。

その夜、頭にベルトタイプのアイスノンを巻いて、布団の上で試験勉強をしている

息子の姿があまりにも面白かったので、写メに撮り娘の携帯に送っていると

「人が苦しんでいる時に、なにをやってるんですか!」と怒られてしまいました。(笑

高熱の身体で自転車通学は無理なので、出社の時間を遅らせてもらい

試験の間は送り迎えをしてあげました。こうして、息子は無事に高校卒業を向かえます。

明日は専門学校の話しになります。

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イジケた子供(息子の巻8)

あの騒ぎの後は、平和な学校生活をおくっていた息子も3年生になり

進路を決める時期になりました。

3年間の高校生活で、3年連続で遅刻がほぼ3桁という偉業をなしとげます。(笑

殆どが朝のホームルーム内の遅刻なので、学科の単位にはひびいていませんが

就職とかになったら、完全に不利になってきます。

成績は赤点を取る事は無く、真ん中より少し下をキープしておりました。

私は息子と、この先どうするのかを話し合わなければいけません。

私は「卒業をした後はどうするつもりなんですか?お母さんとしては高校までは

親の義務だと思っていますが、その先はちゃんとした目的が無いのなら学費を出す

つもりはありません。みんなが行くから、なんとなく自分も行くという理由は認めません。

就職するにしても、3年連続遅刻3桁の人間を採用してくれる会社なんて無いんですよ。

卒業してニートになっても社会人として扱いますから、今までのようにお小遣いを

あげるつもりはありません。親の援助は一切無いと思ってください」

娘は高卒なので、「お姉ちゃんが行ったんだから、自分も行きたい」は通用しませんし

娘の進路の時にも同じ様な事を言っていますから、私が本気なのは息子も分かっています。

息子が「少し考えさせてください」と言うので、そのまま待つことにします。

息子の答えが返ってきたのは、進路を決める3者面談の当日でした。

息子は「まだ学生でいたいので、良かったら学費をだして貰えますか?

4年生は無理なので、専門学校に行きたいんですが。自分には接客業は向いてないし

一日中机の前に座っている仕事や背広を着てする仕事はしたくないんです。就職の時に

少しでも役に立つような資格が取れる所がいいので、自動車整備士の専門学校に行きたいんですが」

息子は車に興味はありませんでしたが、専門学校で必修になっている「危険物取り扱い者」や

「溶接」の資格が魅力だったようです。

息子なりに一生懸命考えたのでしょう。私は「分かりました。先生には専門学校に進学する方向で

話しを進めようね」と言い、その後ニヤっと笑いながら「だからお母さんが、中学の時に

“工業高校に進学した方がいいんじゃない”って言ったのに。遠回りになっちゃたね」と言うと

息子は「その話しはもういいから!」と打ち切ってしまいました。(笑

明日は、専門学校の面接と卒業をかけた学年末試験の話になります。

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開設日: 2008/6/11(水)


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