麻生首相、橋下・大阪府知事らから意見聞く有識者会合開催
追加経済対策の策定に向け、麻生太郎首相が有識者から意見を聞く「経済危機克服のための有識者会合」の4日目の会合が20日、首相官邸で開かれた。「地方自治体・地域経済」がテーマの部で、大阪府の橋下徹知事は太陽光発電を利用した電気自動車のための「無料燃料スタンド」の導入を提案。「電気自動車の普及のために燃料の電気は無料とする。(その実現のために)自動車税を財源とさせてほしい」と述べた。
宮崎県の東国原英夫知事は「政治・行政にも『突然変異』が必要だ。そういう連中が歴史を変える」と主張。首相がこれに「小泉純一郎(元首相)なんて立派な突然変異の典型だった」と応じる場面もあった。
「雇用・人材開発」の部では、首相が派遣労働のあり方などを質問。経済評論家の勝間和代氏は「現在の財政支出は高齢者に偏っている。もっと若者に資源を投資し、若者にチャンスを与えることを哲学とした施策が必要」と訴えた。【平川哲也、木下訓明】
2009年3月25日