スリランカで続く政府軍と反政府組織との内戦で命を落とした民間人の数が、この3か月の間で6500人近くに上っているとAP通信が伝えました。
スリランカでは今年に入って、少数派タミル人の分離独立を求める反政府組織、LTTE=タミル・イーラム解放のトラの拠点に対して政府軍が掃討作戦を始め内戦が激しくなっています。
AP通信が入手した国連の文書によりますと、この内戦で今年1月20日からの3か月間に民間人6432人が死亡、およそ1万4000人が負傷したとしています。
LTTEは、民間人を「人間の盾」にして北部海岸沿いの一帯に立てこもっており、いまだ1万5000人以上が避難できない状況だということで、犠牲者がさらに増えることが懸念されます。(24日18:34)