2009年4月24日 20時25分更新
去年11月、倉敷市で建築中の住宅に火をつけたとして放火の罪に問われている女の裁判が、岡山地方裁判所で開かれ、検察側は「短絡的な動機で住民の生命を危険にさらした」などとして懲役3年を求刑しました。
倉敷市五日市の無職、大さき綾子被告(53)は去年11月、自宅近くの建築中の住宅に新聞紙とライターを使って火をつけ、住宅の柱や床などを焼いたとして放火の罪に問われています。
岡山地方裁判所で開かれた24日の裁判で検察側は「近所の住民から悪口を言われたと思ってうっぷんをはらすために犯行に及んだもので、動機は身勝手かつ短絡的で酌量の余地はない」と指摘しました。
そのうえで「住民の生命や身体を危険にさらし大きな不安を与えた」として懲役3年を求刑しました。
これに対して、弁護側は、「被告は近所の人とのいさかいでストレスを抱えていた」と述べて、執行猶予がついた判決を求めました。
判決は、来月13日に言い渡される予定です。