岡山放送局

2009年4月24日 20時25分更新

後楽園の歴史伝える展示会

日本三名園の1つ、岡山市の後楽園の歴史を紹介する展示会が岡山市の県立博物館で開かれています。

この展示会は岡山県が開いたもので、後楽園がおよそ300年前の江戸時代につくられてから現在に至るまでの歴史が、およそ140点の資料によって紹介されています。

このうち、園内の「花交の池」の近くでおととし発掘された木のといは、後楽園がつくられた際、池の水を近くの旭川に流すために地下に設けられたもので、当時の高い土木技術が伺えます。

また、「御茶屋御絵図」は、後楽園がつくられた当初に園内の風景を描いた縮尺100分の1の地図で、農作業の様子を風景に加えるために設けた畑も見ることができます。

このほか、明治時代に入って後楽園が一般公開されるようになったのを機会に、観光客のみやげ用としてつくられたはがきは、裏が写真になっていて当時の園内のさまざまな風景が紹介されています。

この展示会は、岡山市北区の岡山県立博物館で来月24日まで開かれています。