サッカー元日本代表の中田英寿さん（３２）＝甲府市出身＝が率いるチームが４月１２日に甲府市内で行うチャリティーマッチの相手が、サッカーＪリーグ２部（Ｊ２）ヴァンフォーレ甲府（ＶＦ甲府）に正式に決まった。１７日、都内で開かれたＪリーグ理事会で承認されたことを受けて、ＶＦ甲府が発表した。
　中田さんは構想を発表した１月の会見で「地元の人々が応援しているチームと試合をしたい」とコメント。チャリティーマッチを主催する山梨県サッカー協会もＶＦ甲府との対戦を希望していた。
　中田さんが率いるサッカーチーム「テイクアクションＦＣ」は、名波浩さんや前園真聖さんら、日本代表経験のある選手が中心となって構成。ＶＦ甲府は４月１１日に小瀬陸上競技場でリーグ戦第７節・草津戦が組まれているため、チャリティーマッチにはサテライトメンバーが出場するものとみられる。
　イベントが目指すのはサッカーを通じた地域の活性化。“ドリームマッチ”が実現することを受けて、ＶＦ山梨スポーツクラブの海野一幸社長は「地域貢献はクラブが掲げるコンセプトであり、イベントに協力することができてうれしい」と話している。
　観戦チケットの詳細については県協会が近く発表する。