2009年4月24日 11時20分 更新:4月24日 13時53分
東京都港区の公園で全裸になっていたとして「SMAP」の草なぎ剛(くさなぎつよし=なぎは弓へんに剪)容疑者(34)が公然わいせつ容疑で現行犯逮捕された事件で、警視庁赤坂署は24日、草なぎ容疑者の身柄を東京区検に送検、区検は釈放を決定した。
同署の調べで、草なぎ容疑者は22日午後8時ごろから23日午前2時ごろまで、知人の男女2人と約6時間にわたって飲酒し、ビールや焼酎のロックを10杯以上飲んでいたことが判明。区検は事件当時の状況などについて事情を聴いたとみられる。
草なぎ容疑者を乗せた捜査車両は午前9時ごろ、留置先の原宿署を出て東京区検に向かった。同署には約200人の報道陣が詰めかけ、一斉にフラッシュがたかれるなど物々しい雰囲気となったが、車両の窓にはスモークが張られ表情はうかがえなかった。
赤坂署などには24日午前7時までに、「不当逮捕ではないのか」「芸能人だから逮捕したのか」といった問い合わせや抗議の電話が約300件あったという。公然わいせつ罪は「不特定または多数の人が認識できる状況で下半身を露出した場合」に適用され、罰則は6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金など。【松谷譲二、神澤龍二】
草なぎ剛容疑者(34)が公然わいせつ容疑で逮捕された事件について、佐藤勉国家公安委員長は24日の閣議後会見で、「総務省の副大臣だったときに、一緒に地デジ(地上デジタル放送)の普及推進をやったこともあり、非常に残念だ。まじめでおとなしい方なので、びっくりしている」と述べた。【千代崎聖史】