公衆浴場で男性盗撮＝主任主事を懲戒免職−長崎県

　公衆浴場で男性を盗撮したとして長崎県は２４日、出納局出納室の男性主任主事（３７）を同日付で懲戒免職にしたと発表した。

　県によると、職員は２月１日夜、長崎市内の公衆浴場内で、小型ビデオカメラを使って男性が入浴する様子を撮影した。店の通報を受けた警察官に任意で事情聴取を受け、３月２６日に県迷惑行為等防止条例違反で長崎区検に略式起訴され、今月３日に長崎簡裁から罰金２０万円の略式命令を受けた。県の聞き取りに対し「自分の欲求を満たすためにやった。大変申し訳ない」と話しているという。

　この職員は１９９７年にも同様の盗撮行為をしたとして減給処分を受けていたが、県は公表していなかった。県人事課は「当時の公表基準に該当しなかったため」と説明している。