記事入力 : 2009/04/24 11:02:23
不況下の韓国経済、四つの怪現象(上)
1.経済成長率が低下しても失業者の増加は小幅
2.中小企業向け貸出金利が大企業向けより低い
3.政策金利低下しても高止まりする住宅ローン金利
4.江南地区のマンション価格上昇
世界的な景気低迷の余波で、韓国も不況にあえいでいるが、過去の不況では見られなかった怪現象が出現している。
経済危機にもかかわらず、失業が目立って増加してはおらず、中小企業向けと大企業向けの貸出金利が逆転した。また、韓国銀行が金利を引き下げても、住宅ローン金利は下がらず、不況なのに住宅価格は上昇している。経済学の教科書の理論では説明不能な現象だ。
こうした怪現象は昨年9月のリーマン・ブラザーズ破たん以降、政府と韓国銀行が景気をてこ入れするため、前例がない数十兆ウォン(数兆円)もの資金供給を行い、政策金利を急速に引き下げたことで引き起こされた。
ハ・ジュンギョン漢陽大教授は「政府が資金を供給し、景気後退を防ぎはしたが、一部でバブルを発生させ、後遺症が生じる可能性がある」と分析した。
方顕哲(パン・ヒョンチョル)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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