公園で全裸になったとして公然わいせつの現行犯で23日逮捕された人気男性グループ「SMAP」のメンバー、草なぎ剛(34)が24日午後、釈放された。草なぎは同日午前、拘置されていた警視庁原宿署から霞が関の東京区検に送検されたが、区検は草なぎが容疑を認めて反省し、逃亡の恐れもないことなどから釈放を認めた。
[フォト]まだ酔ってる?つらそうな表情で車に乗る草なぎ剛
草なぎは東京区検からいったん原宿署に戻り、午後2時30分過ぎ、同署を出た。ジャニーズ事務所が差し向けたとみられるワゴン車にうつむき加減のまま乗り込んだ草なぎは、無表情で髪はボサボサ。報道陣のカメラのフラッシュに反応することもなかった。
この日、原宿署前には早朝から報道陣約100人のほか、熱烈なファンが集結した。草なぎは午前9時ごろ、原宿署からシルバーのワゴン車で東京区検に向かったが、車内の様子は見えなかった。関係者によると、区検での取り調べでは「当日、頭に来ることがあった」などと供述し、ヤケ酒のような飲み方だったことを明らかにしたという。
草なぎは23日未明、赤坂の複合商業施設「東京ミッドタウン」裏の檜町(ひのきちょう)公園で全裸になって騒いでいたところを赤坂署の署員に逮捕された。赤坂署には拘置施設がないため、草なぎの身柄は同日午後に原宿署に移送された。
赤坂署は23日午後に草なぎの自宅マンションを家宅捜索。捜索は30分で終了し、押収物はなかった。
公然わいせつでは異例の家宅捜索について、捜査関係者は「酒の酔いが抜けず、昼間の取り調べが思わしく進まなかった。容疑の裏付けを取る必要があった」と説明している。草なぎは全裸になる直前に赤坂で2軒ハシゴし、焼酎やビールを10杯以上も飲んでいたことが新たに判明しているが、同署の取り調べには「なぜ公園にいたか覚えていない」と供述していた。また、23日夜には体調不良を訴えて都内の病院に運ばれていたことも判明。点滴などの治療を受け、翌日には回復したという。
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