鹿児島県医師会が初の基金設立 「研修医流出に歯止めを」鹿児島県医師会は24日、研修医の都市部への流出に歯止めをかけて医師不足を解消しようと、県内の病院に就職する意思のある医学部の5、6年生や研修医への学費・生活費助成などを目的とした基金を設立した。同会によると、医師会が医師不足解消のための基金を設立したのは全国初という。 会員約3900人の医師から1口1万円以上で寄付を募る。2009年度中に1億円を集め、10年度からの運用開始を目指す。助成の条件や金額、人数などは検討中。主に鹿児島大の医学生と研修医を対象とするが、県外でも鹿児島への就職を希望する人は申請できるようにする。 同会によると、09年度の県内の研修医は、定員の約4割の55人にとどまる。記者会見で米盛学会長は「まず医師自身が身を削って問題に取り組む姿を見てもらい、一般の賛同も得られたらうれしい」と話した。 【共同通信】
|
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)