2009年04月19日
「GIRL FRIENDS」21話(雑誌チェック)
コミックハイ！5月号（公式）
今回の森永みるく先生の「GIRL FRIENDS」は神展開。あまりにすごすぎる展開なのでちょっと隠しておきます。ネタバレOKな人は、こちらから。
なお今回も「コミックハイ！」4周年記念イラストをみるく先生が寄稿されています。これは単行本には収録されないでしょう。
『うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜』 成原とんみ百合度★★★☆☆
この人ははいぱ〜ラジオのコーナーで恐れ多くもみるく先生の自画像を描いてた人ですね……ってそういう覚え方しかしてない自分がアレですが(笑)。
今回の話は、妹がお姉ちゃんとの相性占いをしてもらったり、結局お姉ちゃんが夏音との相性を占うことになったりして、良い感じでした。
『ちゅーぶら!!』 中田ゆみ百合度★☆☆☆☆
今回はヒロインの着ている旧スク水を皆で脱がせあったりして女子同士エロエロな展開でした。
『あいたま』 師走冬子百合度★★★☆☆
大物イケメン俳優と噂（デマだったらしいですが）になって、嫉妬から嫌がらせを受けてしまうとまちゃんを、さりげなく救ってあげるあいが良いですね。これはやはり最後の最後でとま×あいのカップルで結ばれるという驚天動地の結末への伏線なのか(笑)。
コミックリュウ6月号（公式）
・「ちょいあ！」（天蓬元帥）百合度★★★★★
以前約束したとおり、今回はまゆ子と小聖が「キスをする日」ということで、ドキドキしながらまゆ子の家にいく小聖。顔をあわせてみたら、お互いリップを塗っていて、意識しまくりなのが良いですね。リップが混ざり合ってしまうのでは、と心配する2人がエロいですが実際その通りの展開に。いきなりキスしてしまっては雰囲気が、ということですがスキンシップと称して身体を触りまくるのは果たして前戯になっているのか(笑)。
その後は存分に2人きりでキスをしまくる展開に。ディープにキスをしたり唇を離したり、4コマ漫画で延々2ページに渡ってキスをし続ける2人が良いですね。帰り際、「まゆ子ちゃん」を「まゆ子」と呼び方を変えようとしたものの、こちらはしっくりこなかったようです(笑)。
・「まんがの作り方」（平尾アウリ）百合度★★★★★
今回は森下と先輩の出会い編。漫画家としてデビューしたものの頭の中がからっぽで、人生経験をしてネタを作るためにと書店に勤めることになった森下。そこで出会った川口先輩に仕事も教えてもらい、最近流行っていると説明された帯にでかでかと「百合」と書かれた単行本（この辺はご自分の単行本でやられたことの自虐ネタになっているんでしょうか…笑)を、流行りものが好きだからと読んでいた先輩に貸してもらい、読んでいるうちに自分と先輩が漫画の中のキャラクターたちのように抱き合ったりする姿を想像したら、創作意欲もどんどん湧いてきて漫画のほうもうまくいくようになった、という話が描かれていました。
次回も過去編のようですね。
・「ルー=ガルー」（京極夏彦 樋口彰彦）百合度★★★★☆
ヒロイン牧野葉月と再会した歩巳が、最後に「葉月」と名前で読んでくれて、葉月も鼻血を流しながらも喜ぶ、百合的にも良い感じのエンドでした。
・「ひなぎく純真女学園」（ふくやまけいこ）百合度★★★★★
最近木成さんがサラサと仲が良いことを嫉妬する樫宮さん。木を植えているところ、自分も鉢植えを持って混ざりに来ます。サラサにはウザがられても、木成さんが庇ってくれて樫宮さんも良かったですね。その後いじめを受け花を虫だらけにされてしまう樫宮さんですが、そこへも木成さんがやってきて、箸で次々虫を取って、樫宮さんを救ってあげます。
まんがタイムきららMAX6月号（公式）
ぷらぱ『Ｒ１８！』百合度★★★★★
今回は女性社員同士一緒にお風呂に入り、双子姉妹が意中の女性を自分の胸を押し付けて身体を洗ったり、里佳子が相変わらず桜のおっぱいをポチッと触ったり、百合ゲーを作ることになった会社のチーフが、そんな素振りはなかったのに昔女子校に通っていて女の子からいつも迫られ、勢いに流されて肉体関係まで持ってしまった過去を語ったりする展開でした。
石見翔子『かなめも』
今回はかなたちの新聞店にやってきたみかにはるかの魔の手が伸びそうに。
榛名まお『ぐーぱん！』百合度★★★★☆
摘に未理がキューンとしてしまうものの、これは腹の音だったのでした。しかし後半にも未理女子からラブレターをもらって本人に会って実は告白の相手は別の女子だったりして、以前にも増して百合ネタは多くなりましたね。
あらきかなお『魔法のじゅもん』百合度★★★★★
最終回。いきなり太ってしまったちづこ。ユリネちゃんとキスをしたら元に戻った……というか女になってしまいました(笑)。これで魔法使いであることがバレるかと思いきや、結局うやむやになってしまい、ユリネちゃんと一緒にいることが出来てちづこは幸せそうですね。最後まで面白かった。コミックス最終巻は今夏発売ということで絶対買おう。
かぐらゆうき『つばき絶対数値』百合度★★★★★
今回は姉妹でラブラブで良いですね。
さて、今月の「GIRL FRIENDS」です。
・「GIRL FRIENDS」（森永みるく）百合度★★★★★
第21話。百合好きが、待ち望んだ展開がとうとうやってきました。
男にちゃんと話をつけることにしたまり。あっこやすぎさんたまみんもついてきたかったようですが、話は1人でつけるということで一緒に来るのは引き止められたんですが、気になる3人は結局尾行してきてしまったようです。痴漢されるシチュエーションをレクチャーしようと、鞄の逆側から手を差し伸べてたまみんの胸を触るすぎさんの手つきがいやらしくて思わずたまみんも大きな声を出してしまい、尾行していることはバレバレになってしまっていますね。
男がまりのことを振ったら、殴ってやろうかとか、その後まりをカラオケに誘って慰めてあげようかとか、いろいろその後のことをいろいろ考えてしまうあっこですが、もしまりが男と結ばれたら……その時自分が祝福してあげることが出来るかどうか、考えてしまいます。
結局男は、夏休みの間会えなかったことを気にして、もしかしたら自分が振られるのではないか、振られるくらいなら自分から振ったことにしておいたほうが格好が付くのではないかと迷いながら結局ずっと連絡を取れずにいたことを告白し、晴れて結ばれるかと思いきや、まりの口から「好きな人がいたの。絶対結ばれないけど……」と謝られてしまい、結局男はじたばた足掻いた挙句やっぱり振られることに。フリーになった男にすぎさんとたまみんが口説こうとその場をすぐ離れてしまったために、あっこはまりと2人きりで対面してしまいます。
慰めなければいけない立場なのに、男と別れたことが嬉しくて、内心小躍りしたい気分なのを表面上抑え、予定通りカラオケに2人で入ることになったものの、ドギマギしてしまうあっこ。
そこでまりが語りだしたことは、なんと最初にあっこにキスをした時のことで、さらに動悸が高まるあっこですが、「嘘なの……冗談って言ったことのほうが……」とあっこに対して恋心を持っていることを切々と話しながら、「気持ち悪いよね……」とまりは顔を覆って涙を流してしまいます。
最初は戸惑い、真っ赤になっていたあっこですが、まりのその姿を見てとった行動とは、涙を流しているまりの唇にキスをしてあげることだったのでした。
柔らかい唇の感触に、この時間が永遠に続けば良いのに……と感じるあっこ。3巻のクライマックスですね。
1巻は眠っているあっこにこっそりと、2巻は起きているあっこに不意打ちで、まりのほうからキスをして終わるラストでしたが、いよいよ3巻ではあっこの方から、明らかに友情以上の感情を持ってキスをする展開になりました。
なんでしょうねえ……百合作品の少なかった10年前はみるく先生の百合作品はほんとに貴重な存在に思えたんですが、普通に女子同士結ばれる百合作品はさほど珍しくなくなってきた昨今でも、みるく先生の作品の貴重さは変わってないような気がします。広大な砂漠の中でひとつぶの宝石を見つけたような、言い知れぬ感動を感じてしまいますね。
単行本3巻も待ち遠しいです。早くて6月。実際には7月8月の12日あたりでしょうかね。ちなみに今年からみるく先生の作品は殿堂入りさせたのでこの作品を個人的百合ランキングの1位になることはない予定ですが、もしこういう特例措置をとらなければどうなるかは……言うまでもないですね(笑)。
第21話。百合好きが、待ち望んだ展開がとうとうやってきました。
男にちゃんと話をつけることにしたまり。あっこやすぎさんたまみんもついてきたかったようですが、話は1人でつけるということで一緒に来るのは引き止められたんですが、気になる3人は結局尾行してきてしまったようです。痴漢されるシチュエーションをレクチャーしようと、鞄の逆側から手を差し伸べてたまみんの胸を触るすぎさんの手つきがいやらしくて思わずたまみんも大きな声を出してしまい、尾行していることはバレバレになってしまっていますね。
男がまりのことを振ったら、殴ってやろうかとか、その後まりをカラオケに誘って慰めてあげようかとか、いろいろその後のことをいろいろ考えてしまうあっこですが、もしまりが男と結ばれたら……その時自分が祝福してあげることが出来るかどうか、考えてしまいます。
結局男は、夏休みの間会えなかったことを気にして、もしかしたら自分が振られるのではないか、振られるくらいなら自分から振ったことにしておいたほうが格好が付くのではないかと迷いながら結局ずっと連絡を取れずにいたことを告白し、晴れて結ばれるかと思いきや、まりの口から「好きな人がいたの。絶対結ばれないけど……」と謝られてしまい、結局男はじたばた足掻いた挙句やっぱり振られることに。フリーになった男にすぎさんとたまみんが口説こうとその場をすぐ離れてしまったために、あっこはまりと2人きりで対面してしまいます。
慰めなければいけない立場なのに、男と別れたことが嬉しくて、内心小躍りしたい気分なのを表面上抑え、予定通りカラオケに2人で入ることになったものの、ドギマギしてしまうあっこ。
そこでまりが語りだしたことは、なんと最初にあっこにキスをした時のことで、さらに動悸が高まるあっこですが、「嘘なの……冗談って言ったことのほうが……」とあっこに対して恋心を持っていることを切々と話しながら、「気持ち悪いよね……」とまりは顔を覆って涙を流してしまいます。
最初は戸惑い、真っ赤になっていたあっこですが、まりのその姿を見てとった行動とは、涙を流しているまりの唇にキスをしてあげることだったのでした。
柔らかい唇の感触に、この時間が永遠に続けば良いのに……と感じるあっこ。3巻のクライマックスですね。
1巻は眠っているあっこにこっそりと、2巻は起きているあっこに不意打ちで、まりのほうからキスをして終わるラストでしたが、いよいよ3巻ではあっこの方から、明らかに友情以上の感情を持ってキスをする展開になりました。
なんでしょうねえ……百合作品の少なかった10年前はみるく先生の百合作品はほんとに貴重な存在に思えたんですが、普通に女子同士結ばれる百合作品はさほど珍しくなくなってきた昨今でも、みるく先生の作品の貴重さは変わってないような気がします。広大な砂漠の中でひとつぶの宝石を見つけたような、言い知れぬ感動を感じてしまいますね。
単行本3巻も待ち遠しいです。早くて6月。実際には7月8月の12日あたりでしょうかね。ちなみに今年からみるく先生の作品は殿堂入りさせたのでこの作品を個人的百合ランキングの1位になることはない予定ですが、もしこういう特例措置をとらなければどうなるかは……言うまでもないですね(笑)。
