およそ「犯罪」とは無関係と思われた草なぎ容疑者。穏やかで親しみやすい人柄で知られただけに、周囲のショックは大きい。だが、意外な“素顔”も見えてきた。
現場の檜町公園で草なぎ容疑者の泥酔姿を目撃した外国人男性は「険悪ではなくハッピーな感じだった。全裸でヘラヘラして、歌って踊っていた。ニューヨークのセントラルパークにもこういう人がいるので、関わらない方がいいと思っていたら警官が来た」と証言する。
公園の周囲はマンションに囲まれており、住民の多くはカーテン越しに奇声を聴いた。30代の女性は「声はかなり大きかったです。『キャー』とか『あーもう』とか、言葉じゃないような声。ストレスが溜まっているような声でした。初めは外国人かと思いました。まるで、新宿とか渋谷にいるような感じでした」と振り返った。
目撃談からも推察できるが、実はかなりの酒好きだったようだ。そんな側面を物語るテレビでのエピソードもある。あるテレビ特番では、親友の香取慎吾(32)とベロベロになるまで飲んだことを明かしたり、別の民放バラエティーでは本番中に「大好き」な生ビールを一気飲み。数分で大ジョッキを2、3杯空にして、目を真っ赤にしながら、さらに飲み続けたことがあった。
もっとも、仕事先では周りへの配慮や心遣いを忘れず、仕事熱心な男として評判だった。関係者によると、映画のキャンペーンの打ち上げの際、参加者から勧められ、同容疑者は男性十数人と一緒に上半身裸になって飲んだという。その場にいた映画関係者は「そこまでして場を盛り上げようとしてくれた。気配りがあってやさしい。明るく楽しいお酒でした」と振り返り、今回の逮捕には「ハメをはずしすぎたのかな」と驚いた。
真面目な性格でも知られ、埼玉・川口の実家から通った都内の堀越高では3年間無遅刻無欠席の皆勤賞で卒業し、学業優秀・品行方正だった卒業生1人に贈られる「堀越賞」を芸能コースで初めて受賞した。一方で、SMAPのメンバーですら草なぎ容疑者の自宅がどこにあるかさえ知らないという“秘密主義”の一面も。メンバーの中で唯一女性との交際報道がなかったことでも知られる。
ジャニーズ事務所の幹部のひとりは「酒は好きだったようだが、酒で乱れたりすることは一切なかった。仕事は順調で、悩みがあったようには全然見えなかった」とコメントした。誰からも愛された「いい人」キャラのイメージを維持することに悩んでいたのか…。