佐伯代表(左)の丸刈り頭に手を置いてヒョードル狩りを宣言する青木=都内のDEEP道場
“氷の皇帝”エメリヤーエンコ・ヒョードル(32)=ロシア=が、DEEP4・29有明大会で青木真也(25)=パラエストラ東京=と夢のエキシビションマッチを行うことが23日、都内で発表された。M-1の大会統括本部長でもあるヒョードルの来日が実現したことから、日本代表監督の佐伯繁DEEP代表が仕掛けたもので“サンボ王者対決”として日本の若きエース青木が指名された。
青木は「MMA(総合格闘技)の象徴のような存在。肌を合わせるなんてすごい」と“人類最強の男”迎撃に興奮を隠せない。「皇帝狩りだ。一本取れば世界にニュースが流れる。2億円要求されますよ」と、佐伯代表に脅しをかけた。
ルールは未定。(1)3〜5分(2)サンボ・ルール(3)ラウンド制などを提案し、本人との交渉に委ねる。ヒョードルが日本のリングに立つのは07年大みそか「やれんのか!」の崔洪万(韓国)戦以来1年4カ月ぶり。08年以降は米国の「アフリクション」を主戦場としているが、DREAMの笹原圭一イベントプロデューサーは「年末につなげていきたい」と、大みそか「Dynamite!!」招へいに期待を膨らませた。