新時代の映像メディア
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放送倫理・番組向上機構に意見を送るスレ
『日本列島は日本人だけの所有物じゃないんですから(by 鳩山 由紀夫 民主党こと社会党幹事長)』 http://www.youtube.com/watch?v=hWWmG77iBsE&NR=1
オペラ座の怪人のテーマと共に、どうぞ。
上記、鳩山の発言は、彼がニコニコ動画に生出演した際のものです。今回の生出演は、問題発言以外にも様々な点で新時代のメディアを彷彿させる部分がありましたので、今後のために整理しておきます。
■既存放送に比べ、著作権の縛りがゆるい:レガシーの放送局ではなく、ニコニコ生放送というメディアを利用したものであったため、拡散速度が速かった。
■双方向性の実現:生放送中、ユーザーのコメントが表示され、出演者がフィードバックを目の当たりにしながら番組を続ける必要があった
改めて考えてみると、ドラマや映画、バラエティ、クイズ番組などのコンテンツならともかく、「報道番組」を著作権でガチガチに保護しているのは変ですね。なぜならば、報道番組については「放送法」により「どのように報道するべきか」が定められています。視聴者がその報道について「放送法違反」かどうかを確認するためには、番組はむしろ人々の間で共有される必要があるわけです。
放送法違反でテレビ局員が裁判にかけられたとして、原告側が報道番組の動画を裁判長に見せようとした場合に、被告側弁護士は、
「あ、待って!その映像を使うのは、著作権違反です!」
と反駁するのでしょうか。
これは、別に報道番組だけではないです。
皆さんは↓この報道を覚えていらっしゃいますか。
『IMF拠出で署名=過去最大の1000億ドル-中川財務相
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200902/2009021400138
』
中川前財務相とIMFのストロスカーン専務理事が、日本からIMFへの1000億ドル(最大)融資枠提供について署名した件です。この時事通信の記事から、唐突に「最終段落」が消去されてしまったのです。
削除された部分は、以下。
『加盟国支援が必要になった場合、要請を受けた日本が約100兆円の外貨準備からIMFに貸し付ける形で拠出する。加盟国による資金提供としては過去最大で、ストロスカーン専務理事は「人類の歴史上、最大の貢献だ」と謝意を表明。財務相は「有効活用を期待したい」と述べた。』
このストロスカーン氏の「人類の歴史上、最大の貢献だ」発言がよほど都合が悪かったのか、時事通信は説明もなく自社の記事からいきなり消してしまったのです。最終段落以外の記事は残しているので、悪意的な「情報操作」と呼ばれても、言い訳のしようがないでしょう。
さらに、時事通信が証拠隠滅を図ったと思われますが、「Web魚拓」までもが「著作権」を理由に削除されてしまいました。(確認可)
http://s02.megalodon.jp/2009-0217-1651-34/www.weblets.jp/interview2007/21.html
魚拓以外にも画面を保存していた人たちが沢山いますので、無駄と言えば無駄ですが、それにしても悪質です。放送ではなく報道通信には、確かに放送法は適用されませんが、これで「公器」を名乗っているのですから、ちゃんちゃらおかしいってもんですよ、時事通信。
自由自在にソースをいじくりまわし、日本中に垂れ流し、捏造も誤報も責任は一切取らない。ユーザーが検証をしようとすると、著作権を盾にとって妨害する。これが、日本の報道の真実の姿です。(ちなみに、この時事通信の問題、撃論ムック(5/8発売分)「世界を愛した日本」への寄稿で取り上げました。)
報道と著作権の問題は、今後も継続的に考えていきたいと思いますが、ニコ動の可能性についてもう少し。
ニコニコ動画がわたしに初めて強烈なインパクトを与えたのは、福田総理時代に初音ミクに歌わせた「組曲 麻生太郎」でした。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1571450
初めてこれを見たときの衝撃は凄まじく、率直に言ってあれほど度肝を抜かれたのは、人生で初めての経験と言っても過言ではありません。
さらに、最近のニコ動でランキング一位を継続しているこれも、相当なものです。
『解散総選挙☆特別企画「危機をチャンスに変えろ」(前編)~G20 舞台裏
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6782142
』
何が凄いって、コンテンツのソースの殆どが「一次ソース」というのが凄すぎです。誰でもアクセス可能な一次ソースだけで、ここまで凄い報道映像が作れてしまうのであれば、率直に言ってレガシーの報道番組はいらないでしょう。
さて、そのレガシーの報道番組の方。
『2009.4.13こり子さん両親フィリピンへ帰国【報道ステーション】
http://www.youtube.com/watch?v=EnX25oaSLPU
』
お涙頂戴のカルデロン問題を延々と続けた挙句(基本、のり子同情論)、
古館「ご両親と13歳の娘さんが、国を別れて暮らしていく。あのー、みなさん、これをですね、自分の親戚で起きたことと想像しますと、どうでしょうね。法律っていうのは何なのかと思いますね。新しく法律を作る前に裁量というものがあるのではないかなと、私は感じますね」
・・・お前は。
・・・親戚が不法滞在していたら、普通の日本人なら即座に入管に出頭させて、帰国させるわ。大体、カルデロンと同じ家族構成で、両親が犯罪犯して刑務所に入れられて、きつい暮らしをしている日本人の子どもなど、掃いて捨てるほどいます。そんな子どもたちにしても、寂しさに耐えながら懸命に生きています。なぜならば、両親が犯罪者である以上、仕方がないからです。
何というか、明らかに法律を破るよう「誘導」している番組で、放送法違反の枠を超えています。しかも、気持ち悪い。
【本日のBPO】
■番組名:報道ステーション
■テレビ局:テレビ朝日
■日時:2009/4/13 21:50-23:00
■内容:カルデロン一家の国外退去問題に関し、報道ステーションが明らかに不法滞在者寄りの報道を繰り返し、かつキャスターの古館が「ご両親と13歳の娘さんが、国を別れて暮らしていく。あのー、みなさん、これをですね、自分の親戚で起きたことと想像しますと、どうでしょうね。法律っていうのは何なのかと思いますね。」と、不法滞在という犯罪を増発させかねない発言を行った。明らかに放送法違反である上に、社会に対し著しく害を与えるものである。即刻調査の上、対処をして頂くように要請する。本要請は、総務省にも送付する。
■意見を送った先:BPO インターネット(送信フォーム): https://www.bpo.gr.jp/audience/send/form.html
■総務省への意見申し立ては⇒ https://www.soumu.go.jp/common/opinions.html
報道ステーションは即刻番組を中止せよ!
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