音楽ファイルに寄生するトロイの木馬。
こちらはウイルス対策ソフトが出す警告が消えてくれないのと、ネットにつながらないので来て欲しい、とのお客様。
パソコンはVista搭載のノートパソコン。
ネットにつながらないのとウイルス対策の警告はあまり関係なさそうですが、いずれにせよお伺いしないと何ともならなさそうなのでお伺いです。
お伺いして現象を確認。
Norton360 警告- 手動の解決が必要です
コンピュータの一部の脅威を解決するためにはさらに操作を実行する必要があります。[処理]の下でボタンをクリックするとこれらの脅威を解決できます。
終了したら[更新]をクリックしてこれらの脅威が解決したことを確認してください。
手動修復が必要なリスク
Trojan.Brisv.A!inf
現時点で削除できません。…∑( ̄□ ̄;
こ、これは…。
-----
とりあえずここは、検出メッセージから「ヘルプの表示」で[→]マークのボタンを押してみるか…。
ん?ネットにつながってない、とな。
じゃ、まずはネット接続を復旧させてみるか。
Vistaなので、とりあえず「ネットワークと共有センター」を開いてみる。
…どうやら無線LANはつながっているけど、その先で切れているらしい。
お客様の回線はNTT西日本のフレッツ光プレミアムなので、CTUの接続を確認したら…。
…うーむむむむ、切れてますね…。
こういう時は、接続ボタンを押せば…って、あれ?
とりあえず、プロバイダの書類を出してもらって、パスワードを入れなおしてみると…
つながりました…な、なんで?????
お客様はこんなところの設定(CTU内のパスワード設定)は触れるはずもなく、触ったならそう言うはずですし、実際「そんなところは触ってない、触れるわけもない」とか。
うーむむむむむ。
「もしかして、Cabosをインストールしてるせいですかねぇ…」
…うーむ、確かにデスクトップにCabosのアイコンはありますが…。
お聞きすると、それをインストールした本人(息子さん)は、すでに家を出て離れて暮らしているので、お客様はそれを使うのはあまりよくないと認識しており、触っていないそうです。
「iTunesは使ってますが、そっち(Cabos)は怖くて使ってないんですけど、大丈夫でしょうか?」
…私は立場上、ファイル共有ソフトは使えないので、よく知らないんですが、まさか、Cabosとリンクする機能があったりしないでしょうね…。
ということで、ぐぐってみました。
Cabos はiTunes と連動機能があると聞いたけど? :Cabosって? > Q&A
…ないわけじゃないですが、iTunesから能動的に取りに行くことはしないような感じですが…。
「これ使ってたから、つながらなくなったんですかね?」
…うーん、帯域制限はありますが、切断ってのはなかったと思いますけどねぇ…。
ファイル交換ソフトが使えなくなるのですか。 :@niftyトップ > 会員サポート > Q&A(よくあるご質問)
とりあえず、切断の原因ではないとはいえ、Cabosは使わない方向で、あとで外しておきましょう。
で、例の検出メッセージは残してあるので、検出メッセージから「ヘルプの表示」で[→]マークのボタンを押してみます。
今度はインターネット上から情報を引っ張ってきて…。
ステップ・バイ・ステップ ガイド…こんな表示が。 で、手順2以下いろいろありましたが、やってみても現象に変化無し。 やっぱり検出してしまいます。
--------------------
エラー:「Norton 360に内部の問題がありました。これを解決しますか?」(10014,4001)
--------------------
手順1 一時ファイルを削除する
- 一時ファイルを削除するツールを実行する。
- ツールを実行した後、コンピュータを再起動する。
追加情報を得るために、マルウェアファイル名の「Trojan.Brisv.A!inf」をクリックしてみよう。
すると…
…うーむむむむ…全てのリスク項目が高レベル…かなり凶悪なモノのように書かれてますが…。
当のシマンテックでは…。
Trojan.Brisv.A!inf :Symantec.com > 企業・法人向け > セキュリティレスポンス
どうも、Trojan.Brisv.A によって感染した音楽ファイルの検出名らしい。
MP3ファイルであれば、どのようなファイルであろうと、実行形式のマルウェア(悪質ソフトウェア)のように、隠れた状態で実行されることは決してありません。
ただし、再生ソフトから呼び出されて開いてしまうと、再生ソフトが誤動作し、勝手にヤヤコシイところにつないでヤヤコシイことになるようになっているようです。
まさしく「トロイの木馬」です。
とりあえず、実行形式ではなく、感染音楽ファイル自体で他に感染を広げることはありませんし、それを再生ソフトで開かなければいいだけですので、単純に削除すれば済む話です。
ということで、該当ファイルを削除しようとしたのですが…できません。
エクスプローラが無反応になり、ファイル操作ができなくなります…。
うーむむむむむ。
しばらく待っても同じなので、Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャを起動し、エクスプローラを強制終了し、Windowsを再起動。
…なにやらログオフに異様に時間がかかってます…。
ディスクアクセスもほとんどなく、こりゃ固まったか?
でも、こういうのはうっかり強制電源断にすると、余計にヤヤコシイことになるからなぁ…。
とりあえずさらに5分ほど待ってみたら…「シャットダウンしています」に変わった。
カラカラとディスクアクセスがかかり、シャットダウン完了。
再起動して、もう一度くだんのファイルを削除しようとしたら…やっぱり固まった。
仕方ないなぁ…セーフモードで削除してみるか。
再起動して、F8連打でセーフモード、該当のファイルを削除。
…いともあっさりゴミ箱へ入ってくれました。
なんじゃそら。
では再起動。
通常モードで起動して、改めてゴミ箱を空に…ってまた固まった…。
もう一度セーフモードでゴミ箱を空に。スパッと消えてくれました。
うーむむむむむ…こりゃノートン先生がちょっかい出してるんじゃないんですかねぇ…。
とりあえず、LiveUpdateを2度ほどかけ、最新の状態にし、改めて全体をスキャン。何も検出しません。
念のため、例の音楽ファイルの入っていたフォルダをもう一度スキャン。何も検出しません。
ようやく片付きました…。
ということで、Cabosをアンインストールして終了。
「いやぁ、助かりました。もうファイル共有ソフトなんて二度と使いません。っていうか、使ってたのは息子なんですけど…」
…そうですね。ファイル共有ソフトというのは、こちらが公開するソフトを持っていて初めて成り立つソフトですので、種類によっては、他から流れてきた違法公開データが自分のパソコンで公開状態になってしまい、意図せず違法行為を犯してしまう危険性があります。
なによりも、今回のようにウイルス感染したデータを拾ってしまうと、それこそ「タダより高いものはない」という結果になりかねません。
人によっていろいろ考え方はあるでしょうけど、クオリティの高い著作物を手に入れたいならば、それ相応の対価を支払うのは当然だと思います。
従来は、売られている音楽を楽しむためには、レコード・カセットテープ・CDなどの「買ってきた入れ物ごと」扱う必要がありました。
しかし、20数年前に出現した「ウォークマン」の影響で、最近は、中身(音楽)だけを再生専用の機械に移し変えて使うことが定着してしまい、「買ってきた入れ物」は、まさしく「単なる入れ物」と化してしまいました。
中身(音楽)は入れ物とは別に移動して使うもの、というのが当たり前となってしまいました。
さらにインターネットと「Napster」の出現により、中身(音楽)だけをデータとして扱う傾向に拍車がかかり、「iPod」の出現で、それがパソコンマニアだけでなく一般ユーザーにまで浸透してしまいました。
そしてダウンロード販売が出現し、入れ物を買わなくても、中身(音楽)が手に入るようになってしまいました。
ケータイの使い放題定額プランが出現し、CDよりも「着うた」ダウンロードの方が数字的に大きくなってしまったぐらいになってしまいました。
もはやCDなどの物理メディアは単なる入れ物と化し、入れ物に高いお金を払うことをしなくなってしまいました。
ケータイならばかなりの規制がかかりますが、パソコンになると規制のしようもなく…今に至るわけです。
まぁ少なくとも、「その辺で売ってるものと同じだけど、タダだよ~」には裏がある、と肝に銘じておきましょう。
何かあっても自己責任ですし、何かあった時に自分で何ともできないなら、そういう怪しげなものに手を出すのはやめといたほうがいいです。はい。
ちなみに、人気blogランキング参加中です。 よろしくお願いします。
2009年04月09日(木) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), ネットにつながらない・遅い, パソコントラブル, パソコン・インターネット, ファイル交換ソフト(Winny・WinMx)関連, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | 固定リンク
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コメント
この作業、何時間かかったんだろう?
割に合う料金を貰えるのだろうか。
直してあげたいけど、時間的につらい。
投稿: den | 2009/04/13 12:10:21
何時もご苦労様です。
前回の記事にしろ、今回の記事にしろ、
『 またかっ!! ノートン先生っ!!!! 』と言う、印象が否めません。
P2Pのファイル交換ソフトは、お客様に了解を得てアンインストールしておいたのでしょうか?
下手したら、警察のご厄介になりかねないですからね。
P2Pも(Skypeなど)有効的に使えばとても効果的ですが、世間一般では準犯罪扱いですからねぇ~
どこぞのISP側でも、P2Pのパケットが検出されたら切断なんて事もあるらしいですし。
EUのどこかの国では、3回警告の後ネット接続を遮断&ISP変更も出来ない等の法律が出来るとか出来ないとか・・・
(曖昧で申し訳ないです。)
著作物に関しては、
「お気に入りの”この曲だけ”欲しい♪ 他のはいらん!!」
と言う方もいらっしゃいますから、今現在の状態がそれなりに有り難いと感じている方もいらっしゃるでしょう。
だからといって、不正規な方法で入手するのは、著作権者の収入に直結し、生活を脅かしやる気をなくさせるので、不正規な方法はダメですね。
まぁ、私の場合気に入ったアーティストや監督作品は、問答無用で入手してしまいます (汗
おかげで、懐具合が・・・・(T▽T)
話は戻ってウィルス君ですが、レジストリなんかは弄られていなかったのでしょうか?
もし弄られていたのであれば、確実に割に合わない仕事ではないかと、愚考してしまう今日この頃ですw
投稿: まったりお茶 | 2009/04/13 14:42:54
某巨大掲示板でも
「ファイル共有ソフトを使う上で一番いい方法は何か」という問いに対する答えが
「ファイル共有ソフト専用のパソコンを買う」でしたからね・・・。
それなら直接、著作物を買った方がいいんじゃないかと思ったり。
ただ、CDなどの入れ物がなくなっていく、あるいは入れ物に価値が無くなっていくのは仕方のないことだと思います。
昔はそれしか著作物を運ぶ道具が無かったですが
今はインターネットという汎用インフラ(といってもガスや水は運べませんが)が安価に提供されています。
それにより、パッケージや流通、販売にかかる費用や中間マージンが、インターネット販売では大きく減るため、低価格で販売できます。
今の音楽レーベルの対象である若者は、あまり裕福ではないので、必然的に安価なものを求めることになりますし
CDショップなどに行かなくても、買ったらすぐにその場で聞ける、という利点も忙しい(あるいは引きこもりの)若者に大いにマッチしているようです。
あまり関係のない話になりますが
そもそも魅力的な音楽が無い、という意見もちらほら聞きます。
どれもパッとしない、恋愛を歌った曲ばかりでウンザリだと。
一方で、ネット上で発表された曲(今も聴けます)をCDアルバムにして販売したら、オリコンデイリーランキング2位になったり
「タダで聴けるなら買う必要はない」という言説を覆すような事例もあります。
入れ物ではなく、そもそも今の音楽自体が価値のあまりないものとして見られているんじゃないでしょうか。
>>まったりお茶さん
日本は法律の関係で遮断は無理だった気がしますね。
そのかわり極度の速度規制で対応してるはずです。ほとんど遮断と変わりませんが・・・。
フランスの法律は著作権保護が名目ですが
日本の規制は帯域の保護が目的で、著作権とはあまり関係ないんですよね。
某ISPは(情報提供で)逮捕者を出したことがあるが、ファイル交換ソフトの利用規制はしていない、とか。
アメリカは盗聴法案がありますし、ある意味、日本が一番ネットの中立性を守っているのかもしれません。
長文失礼しました。
投稿: yuki | 2009/04/13 15:31:53
yuki さま
わざわざ有り難う御座います。
>日本は法律の関係で遮断は無理だった気がしますね。
ありゃ?そうでしたか。
どうやら頭の中で、情報がぐちゃぐちゃになっていたようです。 (^^ゞ
>そのかわり極度の速度規制で対応してるはずです。ほとんど遮断と変わりませんが・・・。
ソレはソレでとても痛いですね。
せっかく早いプランにしても、規制されては意味がないですね。
てかそれ以前に、しなければ良いと言うだけのような気がしますが・・・(汗
訂正入れていただき、有り難う御座いました。m(__)m
投稿: まったりお茶 | 2009/04/13 18:32:17
なんだかんだいっても、P2Pやってんじゃん。
それじゃウィルス拾うしなー。
ウィルスソフトの警告画面を出しっぱなしにして、
ネットに繋げて情報を探りに行く。
ここんトコモ大丈夫か?と思いながらやってる。
ノートンなんかそれ自体がパソコンを壊すと思われ。
俺のターン
投稿: den | 2009/04/14 3:53:53
そういえば、niftyの接続が切れていたのは何故なんだろう。
お客さん自身のミス?それともnifty側からの切断?
投稿: den | 2009/04/14 4:13:52
まったりお茶 さん
>P2Pのファイル交換ソフトは、お客様に了解を得てアンインストールしておいたのでしょうか?
ああ、記事では明確に書いてませんでしたね。
「使いたくないので外してください」とのご要望が出ましたのでアンインストールさせてもらいました。
もう使ってた本人がいないのと、利用には問題があることを認識されていたものの「アンインストールのやり方がよくわからない」とおっしゃる、いわゆる「初心者」さんでしたので。
>EUのどこかの国では、3回警告の後ネット接続を遮断&ISP変更も出来ない等の法律が出来るとか出来ないとか・・・
それって…
[WSJ] 違法DL 3回でネット切断――仏「スリーストライク法」可決へ近づく - ITmedia News
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/07/news007.html
>1回目の侵害で、ユーザーに電子メールで警告を送る。侵害行為が続けば、郵送で警告を送る。それでも違法ダウンロードをやめなければ、1カ月から1年の間、インターネット接続を切断する。
↑これですね。
まぁ、著作権保護の観点から言えば、インターネットを使ってやってる以上、致し方ない部分かな、と。
>話は戻ってウィルス君ですが、レジストリなんかは弄られていなかったのでしょうか?
今回はウイルスではなく、音楽データに取り付いた「トロイの木馬」ですし、WindowsMediaPlayerでの再生をした場合の話ですので、ノートンのスキャンでも引っかからなかった以上、それ以上の問題はないだろうという判断でのお引渡しです。
誤検出とか検出見落としとか、そういうことを言い出したら、リカバリ以外にありませんしねぇ…。
yuki さん
>「ファイル共有ソフトを使う上で一番いい方法は何か」という問いに対する答えが
>「ファイル共有ソフト専用のパソコンを買う」でしたからね・・・。
あはは。パソコンでありがちな「手段の目的化」の典型ですね(笑)。
まぁ、1曲100円としても、500~1000曲程度で元が取れる、という計算も成り立たなくもないですが、そこまでやってると、摘発されたら情状酌量の余地無しですね。
>昔はそれしか著作物を運ぶ道具が無かったですが
今はUSBメモリも選択肢の一つのようです。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0902/13/news092.html
とはいえ、6800円というのはプレミア付けすぎですよねぇ…。
ダウンロード販売が、低価格販売にマッチしているとか、アルバム曲全部を入手する必要がないというのもメリットでしょうけど、音楽というのは「文化」なのですから、「シングル曲」しか売れないという、即物的な流通しか成り立たないような状態でいいのかな?という気がします。
いわゆる「アルバムからのシングルカット」的な曲が現れにくい環境と言えそうです。
最近の「ベスト盤」「コンピレーション盤」の流行も、そういう部分が大きいと思います。
にもかかわらず、新しく出た「誰もが知ってて歌える曲」というのがとても減っているように感じます。
たとえば、「シングル販売ごとに1位獲得」の記録を更新し続けている某男性アイドル。
1位なのに、ほとんど曲を聞いたことないんですけど…。
まぁ、文化性と商品性の2面をうまく両立するのは、それだけ難しいということでしょう。
>日本の規制は帯域の保護が目的で、著作権とはあまり関係ないんですよね。
いや、帯域の保護は「大義名分」なんだと思います。
まぁ実際、ファイル交換ソフトが空き帯域を占拠するのは確かでしょうけど、どちらかと言うと、利用率的には、小中学生が喜んで使ってるストリーミング動画の方が…。これ自体も、海外の番組の録画を流してたりで、著作権的にはかなり問題ありのものも多いんですけど…。
ファイル交換ソフトは、画一的にパケットを監視すればいいのでしょうけど、動画サイトの内容は、人間が確認しないと、本当に問題かどうかはわかりませんから…。
>そのかわり極度の速度規制で対応してるはずです。ほとんど遮断と変わりませんが・・・。
これは記事中の@niftyのリンクで示すとおりですね。
逆に言えば、技術的には遮断もできる、ということですけどね。
やれるけど(法律的な問題?で)やらないだけなのでしょうけど。
投稿: ささもと | 2009/04/14 8:20:58
過去にぷららがWinnyを遮断しようとして、総務省から待ったがかかったこともありましたから(電気通信事業法に違反するようです)、帯域を絞るしかない。
しかし、光ファイバーやADSLの帯域を活かそうとすれば、動画配信とファイル交換しかないこともまた事実。なかなか難しいところです。
投稿: shige | 2009/04/14 23:24:47
ウイルスというかバックドアやトロイが原因で接続できないってのは結構ありました。
量販店の受付で、「これ、ネットつながらないんですけど~」ともってこられたPCのプロセスを見ると怪しいものが。
ああ、ウイルスですね。
そんなこんなで駆除すると、ちゃんとつながるようになりました。
しかし、ウイルスの駆除は時間と手間の割に料金設定が低くなっているものですから、可能ならリカバリでとれとの上の指示。
会社としての利益と個人としての感情との板挟みを感じる場面です。
投稿: to | 2009/04/17 16:31:49
shige さん
遮断と帯域狭小、法律的にどう違うんでしょうね。
内容検閲という意味ではどちらも同じですし、Winny関連パケットのみなのか、回線丸ごとなのかでまた違いますし。
>しかし、光ファイバーやADSLの帯域を活かそうとすれば、動画配信とファイル交換しかないこともまた事実。
いや、だから、ファイル交換は…(汗)
まぁ、世間一般で言う「インターネット」と「メール」であれば、今のところ10Mbps前後で充分ですからねぇ。
とはいえ、ADSLや光(マンションタイプ)で、そのスピードすら満足に出ない場合もないわけではないんですよね。
また、ブロードバンド回線としては、ADSLがダメで光しかない、という地域も多いですから、あながち「オーバースペックだ」と切り捨てることもできないと思いますよ。
to さん
まぁリカバリも選択肢としては悪くない場合もあるんですよね。
一度もリカバリしたことのない環境だと、びっくりするぐらい快適になってしまったりしますし。
ただ、問題は、そこで最新のサービスパックをあてるかどうか。
当てずに返却してとんでもないことになるか、あてて高額な料金でクレームがくるか。
どっちも悩ましいです。いずれも決して満足されず、リピートはありえないでしょうから。
チョチョイのチョイで目の前で治して「神様」扱いされて顧客の心をガッチリつかむのか、目先の利益を取って顧客を他へ追いやってしまうか、どっちがいいのかは企業の方針によります。
投稿: ささもと | 2009/04/18 5:42:07
問題になったのは電気通信事業法のこの部分です。
第四条 電気通信事業者の取扱中に係る通信の秘密は、侵してはならない。
帯域制限の場合、通信の中身の関係なくトラフィック量で制限がかけられます。また電気通信事業法上の「正当な業務」として見られる(総務省の見解)ため、パケットの中身を見て制限をしたとしても第四条には抵触しません。
これが遮断となると話が変わってきます。まず、完全な遮断は正当な業務と認められません。(総務省の見解)これで第四条に抵触します。また
第三条 電気通信事業者の取扱中に係る通信は、検閲してはならない。
これの問題もでてきます。
ぷららはオプションとしてWinnyフィルタを提供することでこの問題を解決したみたいです。
投稿: shige | 2009/04/18 16:01:08