先日、友人から動画のこのＵＲＬが書かれたメールが届いた。ジャーナリストながら映像関係の仕事にも携わっている、映像の関してはうるさい彼が「YouTube」に紹介されている「ある動画」を強くすすめている内容だった。

　以下は、彼から届いたメールから抜粋したもの。

×××

　……ところで本題というか表題の話。知人から教えられた、YouTubeで目下公開中の映像をご紹介します。

　『WE ARE THE THREE（ONLY!）』
　http://www.youtube.com/watch?v=-5NXX5zs5k4

　高円寺ニート組合の若者３人が、都の条例にしたがってデモの手続きをしたうえで、当日は３人だけで街中を散歩よろしくプラプラ。けれども、届出を受けた警察は一応「警備」に行かねばならんということで、警官数名のほか車両まで出動。

　「お前らデモなんだろ？　まじめにやれよ。『反対』とかそういうのないのかよ」とか言われながら歩くのを写した約２分半の作品。警官たちの声がしっかり録音できておらず、字幕で説明していたりするのが減点対象だけど、今後まだ続きがあるそうだし、まずはアイデア賞！って感じです。御参考までに。

×××

　最後に少しうるさく批評しているが、彼にとっては大好評である。一体どんな内容なんだろう。早速、見てみた。　

　面白い。普段思っていたデモや集会とはまったく違う。少々警察への嫌がらせに見えるかも知れないが、観ているうちになんだか主人公３人と警察が仲良くなっているようにも見えてくる。

　作品を作った４人(出演者３人と撮影者１人）の内面を察するのは無理だろうが、私は「硬い条例に対して融通性ある適用」を軽いタッチで風刺したのではないかと思った。

　ちなみにこの動画は現在、約８０００ＰＶ近くを記録している。第２話が楽しみだ。