【2009年04月23日20時46分 更新】


1.患者受け入れ拒否問題 日向市長が要望
 (04/23 18:47)

日向市の民間病院など、7つの病院に受け入れを拒否され、救急患者が死亡した問題です。救急医療態勢の不備や医師不足を、改めて吹き彫りにした今回の問題は、23日開かれた、知事と市町村長との自治懇話会でも議論となり、地元の日向市長は、「国に医師確保を強く要望すべき」と訴えました。この問題は、今月4日、心肺停止の状態で見つかった門川町の65歳の男性が、日向市や門川町など、7つの病院に受け入れを拒否され、死亡したものです。この問題は、23日開かれた、県と市町村長との自治懇話会でも取り上げられました。懇話会の中で、地元、日向市の黒木市長は、受け入れ拒否の経緯と救急医療体制の実態について、説明したうえで、問題の背景には、医師不足があるとして、「国に、医師確保を強く要望すべき」と訴えました。(黒木健二日向市長)「地方における医師の適正配置という問題について、それなりのシステムというか義務付けというか、そういったものを国に対して強く要望すべきではないかと思っている」一方、東国原知事は、「今回のような問題が、二度と起きないよう医師の充実に努めたい」と語り、医師確保に全力をあげることを強調しました。(東国原知事)「県も一生懸命考えていかないといけない。地域の方々、医療関係の方々、市町村の方々連携してこういうことが二度と起きないような、急医療体制の充実に努めないといけないと考えている」救急患者の受け入れ拒否は、日向地区に限らず、どこの自治体でも発生しうる問題だけに、出席した市町村長からは、医師確保や医療体制に対する要望などが相次いでいました。


2.受け入れ拒否問題 県議会でも追及
 (04/23 18:46)

救急搬送の受け入れ拒否問題は、県議会でも取り上げられ、病院側の対応や救急医療の問題点について、厳しい意見が相次ぎました。23日開かれた県議会の厚生常任委員会では、まず、県側が、「今回の受け入れ拒否は医師不足などにより、日向・門川地区の救急医療体制が低下しているのが原因」と説明しました。これに対し、委員からは、病院側の対応や救急医療体制の不備について、厳しい意見が相次ぎました。(米良政美委員)「医師として、使命感がなかったのかという疑念を持つ」(黒木覚市委員)「(救急体制に)時間的な『はざま』があったのが残念」(外山良治委員)「もっと真剣に考えないと、こうした事案は、ずっと続く」県では、今月28日、市町村や医師会などの関係機関とつくる、「救急医療協議会」を日向市で開き、再発防止策について話し合うことにしています。


3.和牛精液盗難問題 県が陳謝
 (04/23 18:46)

県のずさんな管理が明らかになった、和牛精液の盗難問題です。23日は、県議会の全員協議会でこの問題が審議され、県側は、「管理体制が甘かった」と、陳謝しました。この問題は、2007年3月、高原町の県畜産試験場で、和牛の品種改良などに使う、精液の入ったストロー143本、約65万円分がなくなっているのを、試験場の職員が見つけたもので、2年間にわたって、この事実は公表されていませんでした。これを受け、23日は、県議会の全員協議会が開かれ、まず、伊藤孝利農政水産部長が、一連の問題について陳謝しました。(伊藤孝利農政水産部長)「県民に多大な迷惑と心配をおかけした。心から、おわび申し上げたい。」県によりますと、精液の入ったストローは、人工授精室内の液体窒素の入ったボンベの中に保管されていましたが、ボンベを保管する箱のカギは、近くの机の引き出しの中に置いてあり、誰でも取り出せる状態だったということです。(松田勝則議員)「職員に対しての調査の状況は?」(県側)「警察で事情聴取が行われた。指紋の採取もあった」このほか、議員からは、「捜査上の都合で公表を控えるよりも、早く公表し、和牛精液が悪用される可能性を食い止めることが、大事だったのではないか」との意見も出されました。盗難を受け、県では、精液の保管場所を変更するとともに、二重に施錠するなどして、再発防止に努めています。


4.五ヶ瀬中等教育学校「わらじ作り」
 (04/23 18:45)

五ヶ瀬中等教育学校の全校生徒が、地元のお年寄りを講師に迎えて、「わらじ作り」に挑戦しました。五ヶ瀬中等教育学校の恒例行事として、すっかり定着したわらじ作り。今年も、1年生から6年生までの全校生徒、約230人が参加しました。わらじ作りには、地元のお年寄り11人が講師に招かれ、生徒たちは、お年寄りの指導を受けながら、丁寧に、わらじを編んでいきました。この春、小学校を卒業したばかりの1年生にとっては、初めての体験となりましたが、悪戦苦闘しながらも、楽しそうに自分のわらじを作っていました。(1年生は)「大変だけど楽しいです」「先輩たちが優しく教えてくれるので、うまく作れてます」わらじは、来週のわらじ遠足で使われることになっていて、生徒たちは、わらじをはいて、約14キロの道のりを歩きます。


5.父親を草刈り機で切りつける
 (04/23 20:21)

23日午後、延岡市北方町で、父親の左胸を、草刈機で切りつけた30歳の男が、殺人未遂の現行犯で、逮捕されました。捕まったのは、延岡市北方町の無職、工藤弘信容疑者30歳です。警察の調べによりますと、工藤容疑者は、23日午後2時50分ごろ、自宅で、同居している父親の徳丸さん60歳の左胸を、農業用の草刈り機で切りつけた疑いです。犯行後、工藤容疑者は、自ら警察に通報し、現場に駆けつけた警察官に、殺人未遂の現行犯で逮捕されました。徳丸さんは、全治1週間のけがを負いましたが、命に別状はないということです。工藤容疑者は、父親と母親との3人暮らしで、警察では、犯行の動機などを調べています。


6.伝統ある振徳堂で読書会
 (04/23 18:44)

4月23日は、「子ども読書の日」です。日南市にある旧飫肥藩の藩校「振徳堂」では、地元の小学生による読書会が開かれました。これは、「子ども読書の日」にあわせて、日南市の飫肥小学校が開いたもので、6年生、43人が参加しました。振徳堂は、明治の外交官、小村寿太郎候も学んだ旧飫肥藩の藩校で、日南市の有形文化財にも指定されています。本を持参した児童たちは、振徳堂の歴史などについて、話を聞いた後、畳敷きの「素読の間」に正座し、約30分間、読書をしました。(児童は)「足がしびれたけど、小村寿太郎さんも前はここでやっていたから、辛さがわかった」「集中して本が読めたので、いい経験になったと思う」独特の雰囲気の中、児童たちは、先人たちの偉業に思いを馳せながら、じっくりと本を読んでいました。


7.MRT宮崎県レディースゴルフ大会
 (04/23 17:44)

MRT宮崎県レディースゴルフ大会が、宮崎市の高原カントリークラブで開かれました。22回目を迎えた今年の大会には、20歳から76歳までの女性アマチュアゴルファー、109人が出場しました。23日は風もほとんどなく、絶好のコンディション。選手たちは、日頃の練習の成果を発揮し、熱戦を繰り広げていました。また、リポーターとして、元チェッカーズの高杢禎彦さんも参加していて、大会を盛り上げていました。MRTテレビでは、大会の模様を、来月6日午前9時55分から、お伝えします。


8.追い出し屋被害電話相談
 (04/23 18:49)

家賃滞納を理由に強制退去させる、いわゆる「追い出し屋」の被害や、敷金トラブルについての無料電話相談会が、宮崎市で開かれています。相談会には、司法書士7人が対応していて、これまでに、「一方的にアパート代を増額された」、「建物の明け渡しを要求された」など相談が、3件寄せられているということです。「追い出し屋」被害を巡っては、今月16日、被害にあった宮崎市の男性が、賃貸保証会社を相手取り、損害賠償を求める訴訟を宮崎地裁に起こしています。電話相談は、23日午後9時まで受け付けられ、電話番号は、0985ー23―0047となっています。


9.海水浴場で水質検査
 (04/23 17:45)

海水浴シーズンを前に、宮崎市の青島と白浜海水浴場で、水質検査が行われました。検査は、海水を採取して、ふん便性大腸菌群数や透明度など、4項目が調べられます。去年の検査では、県内すべての海水浴場が、泳ぐのに最適な「水質AA」となりました。検査結果は、6月上旬に発表され、青島と白浜海水浴場は、7月上旬に海開きが行われます。


9.新水産物ブランド認証品を知事に贈呈
 (04/23 18:48)

先月、新たに、県の水産物ブランドに認証された2品が、東国原知事に贈られました。認証されたのは、「宮崎焼酎もろみ漬け」と、「宮崎一口あわび“浦の恵”」で、品物を受け取った知事は、早速、試食していました。「宮崎焼酎もろみ漬け」は、低価格で取引されていた県産シイラを、焼酎かすと組み合わせた加工品です。「宮崎一口あわび“浦の恵”」は、延岡市の浦城・須美江地区の漁業者が手がけた養殖あわびで、柔らかく、肝の苦味が少ないのが特徴です。県の水産物ブランドの認証品は、これで8品目となりました。


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