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遺伝子使わずiPS細胞 米独チーム、がん化リスク低減(2/2ページ)

2009年4月24日4時45分

写真:新たなiPS細胞のつくり方拡大新たなiPS細胞のつくり方

 理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹グループディレクターは「ヒトで成功すれば、実用化に向けて、有望な選択肢の一つになりうる。研究開発の競争が世界中で速いスピードで進んでおり、遠からず、最良の方法がわかるだろう」と話している。(林義則)

     ◇

 〈iPS細胞〉 皮膚や肝臓などの細胞は、受精卵が細胞分裂を繰り返してできる。iPS細胞は、皮膚などの細胞に、受精卵のようにあらゆる細胞になれる能力を持たせた。受精卵から作る「ES細胞」も同様だが、受精が生命の始まりとの考え方もあり倫理面で問題が指摘されている。

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