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FEGが社名変更? / 米TAPOUT誌が無料公開

レスリング・オブザーバ4月27日号が、FEGが社名変更したと報じている。以下第二センテンス目以降の記述に唐突感はあるが、直訳である。

Fighting Entertainment Group (FEG)は3月31日、社名を Rightscom (ライツコム)に変更した。多くの選手への支払いが遅れていたり、金額の出鱈目な金額の小切手が発送されるという話がマネージャたちから聞かれている。昨今の K-1やMMAの日本での人気凋落を考え合わせると、どれもいい兆候とはいえない。


(さきほどK-1とDREAMのサイトを眺めてみたが、それらしい情報を見つけることは出来なかった)

同じくオブザーバより。DREAMがボブ・サップと、1年間、3〜4試合の契約を締結。次回大会に投入の見込み。対戦相手は不明。他のプロモーターに貸し出すオプションも含まれているという。ファイトマネーもかつてのようにはいっていないようだ。独占契約ではなく、ストライクフォースも「キンボ vs サップ」に興味を持っている。もっとも、ストライクフォースとキンボとの契約が進捗していない。

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UFCが日本語の公式ウエブサイトを開設している。まだコンテンツは少なく、「フルサイト近日公開」と書かれている。秋山のビデオブログ、水垣のインタビューなどの動画、WECとUFCのリリースやMMA Planet をソースとするニュースも数本掲載されている。ニュースレターの登録も出来る。

UFC Japan 公式サイト

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アメリカで人気のMMA雑誌 TAPOUT がデジタル版となって無料公開されることとなった。この登録画面からメルアドだけを登録すると、同誌の最新号を閲覧でき、また丸ごと一冊PDFダウンロードも出来る。全部で130ページくらいある。日本の雑誌と比べると、広告がメチャクチャ多く、これなら書店での売上を気にするよりは、こんな風に無料公開しちゃう方が合理的なのかもしれない。

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Alabama writer says MMA fight involving amputee is a freak show (Cage Writer)

今週末にアラバマ州で開催されるMMA大会に、先天的に手と足がない選手が出場することになり、良くも悪くも話題になっている。カイル・メイナードという選手で、大学レスリングではスター選手だったそうだ。当然のように、フリークショーだとのプロモーターに対する批判が出ており、ライセンスを支給したアラバマ州のコミッションの判断を疑問視する声も高まっている。対戦相手は明らかにされていない。

メイナード自身は、打撃も出来るし、防御も出来ると語っているらしい。リンク先には、水車落としのような技を仕掛けている写真がある。でも、蹴られたらどうするんだろう・・・

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Horse-meat diet is the secret to Overeem’s 50-pound weight gain (Cage Writer)

アリスター・オーフレイムがクロアチア誌のインタビューに答えて、急激な身体の巨大化は、馬の肉と米とプロテインのシェークという、新しい食事法のせいだと語っている。

馬肉 Wikipedia - 馬肉には、栄養価が高く食べても太りにくいことと低アレルギー食品である・・・

なんにせよ、オーフレイムはまもなくストライクフォース参戦のため、ドラッグテストを受けることになる。

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少しだけ優しくなれる戦い(Valkyrie公式)

 普通の女は殴り合いません。いいとこ髪の毛を引っ張り合ったり、脛を蹴とばすくらいでしょうか。おや、はしたないことを書いてしまいました。私はそんなことはしたことは……ないことにしておいてくださいませ。でも、もし殴り合えてしまえたら、と思うことがよくあります。いえいえ、決して暴力を肯定するとか、そういう意味ではないのです。どちらが正しいとか間違っているとか、好きだとか嫌いだとか、そういうことではなく、何か違う、もっと大きな価値、天の声みたいなもので、これはこうだと決めてくれて、さっぱりすることが出来たらなと思うのです。

・・・だけれども、と思います。観ている私は、思います。神々しいのです。戦っている女の方々は。私達の日常の戦いが、みすぼらしいものだからこそ、私達は、そこに女神達の戦いを発見するのです。


先日もリンクだけで紹介したが、これは考えさせられるエッセイだし、分かったふりは出来ないなあと思う。

男が、戦いたいとか、強さを証明したいと思い、その上で金を儲けていい女を抱いていい暮らしをしたい、と思うのは普通のことだ。僕も男子の端くれだから、大きな意味ではそこは明快にわかる。単純だし、直線的だし、ほぼ自明なことである。むろん、選手個別の事情はいろいろあろうし、例外もあるだろうけれども。

ところが、女が戦いたいと思うモチベーションの根っこが、僕には見えたためしがない。これは、女子プロレスを見ていたころから、ずっとそう思っていた。この人たちは結局の所、どうなりたいのだろう、ということだ。里村メイコはデビュー当時、「将来はスタアになりたい」といっていた。風香は、SPEEDになれなかった代償行為でシュートボクシングに出場するのだと語った。この辺は、手段・目的の系が男子の頭には荒唐無稽に映ってしまうにせよ、まあ、上向きの出世のベクトルを持っているという点において理解不能ではない。で、おそらくこの人たちは、やっぱり男目線でも優秀な人材なんだろうと思う。その大勢の女子プロレスラーや女子格の選手を、彼女たちと並列で論じられるかというと、これはまた、ちょっと違う気がする。なかには、上向きのベクトルがまるで感じられない選手もいる。そしてそんな選手が、案外長く現役にとどまったりする。こうなるともう、理解不能である。

若い頃に真剣に女子プロレスに入りたかったのだという知人がいた。理由を尋ねてみたところ、「トップロープからのドロップキックとか、やってみたいじゃないですか、むかつく人に」と言うのである。ごく文字通りのレベルで、そりゃそうなんだけれども、それだけで真剣にプロレスラーになろうと思うだろうか。どう考えても動機が断片的かつ即物的すぎはしないか。こうして理屈を言うのが男のダメなところなのか。

一般に、激しい戦いを見た男はナイーブにも、よおし、オレも頑張ろう、と上昇志向を刺激される。でもこの女性とおぼしきエッセイの書き手は、女子格を見ると、優しくなれるというのである。

これ以上書くと、自分がいかに女心を解していないか、ばれてしまいそうだ。でも正直、なかなか、わからない。もっと女子の書き手が、男子に読ませるのではない文章を書いてくれるといいなと思う。

4.25 Valkyrie ディファ有明大会カード(公式サイト)


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