English Chinese Japanese Arabic Spanish
Home 記事一覧
2009/04/22 20:56 KST
「泥沼にはまり込んでいる」盧前大統領がHP閉鎖へ


【ソウル22日聯合ニュース】盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領は22日、朴淵次(パク・ヨンチャ)泰光実業会長の賄賂(わいろ)問題と関連して検察の捜査を受けている状況に対し、「わたしはすでに抜け出せない泥沼にはまり込んでいる」と心境を明かした。自身のホームページに掲載した、「ホームページを閉鎖すべきときがきたようです」と題する文章で述べた。

 盧前大統領は「これ以上、盧武鉉は皆さん(支持者)の追い求める価値の象徴になり得ない。わたしはすでに民主主義、進歩、正義、こうした言葉を口にする資格を失った。皆さんはこの沼に一緒に落ちてはならず、皆さんはわたしを捨てなければならない。少なくとも、一歩退き新たな観点でわたしを評価する知恵が必要だ」と訴えた。

 実兄の建平(ノ・ゴンピョン)氏の事件以降、国民に謝罪する機会をうかがっていたところ、自身を狙った朴会長の事件が起こり、続いて鄭相文(チョン・サンムン)元青瓦台(大統領府)総務秘書官までが拘束される事態が起こったと言及した後、「今やこの場でこれ以上言う言葉がない。何を言おうと多くの人の憤怒と嘲笑を買うだろう」と述べた。

 鄭元秘書官については、「彼はわたしの長年の友人であり、わたしはその縁よりも彼の姿勢と力量を信頼していた。その友人がわたしのためにしたことなのに、どんな弁明ができようか。わたしを一層みすぼらしく見せ、人々をさらに腹立たしくするするだけだ」とした。これは、鄭元秘書官の不正資金造成に対し道義的な責任はあるが、この事実を事前に知りえなかったという意向を反映したものと解釈される。

 盧前大統領は続けて、「今やわたしがすべきことは国民に頭を下げて謝罪すること」だとし、事実関係がある程度整理されればそのようにすると述べた。また、インターネットへの文章掲載を中断し検察の捜査に積極的に応じる意向を示し、自身のホームページの閉鎖を宣言した。