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自公両党:憲法審査会規程の制定求めて動議提出

 自民、公明両党は23日の衆院議院運営委員会で、憲法改正の前提となる憲法審査会を発足させるため、審査会規程を早急に定めるよう求める動議を提出した。民主党など野党は「強引だ」と反発しているが、5月3日の憲法記念日前の制定を目指す与党が大型連休前にも衆院本会議で採決に踏み切る可能性がある。

 憲法審査会は07年8月に衆参両院に設置された。しかし、委員数や議事手続きを定める審査会規程がなく、実際には機能していない。与党側は23日、(1)委員数50人(2)表決は出席委員の過半数--などとする規程案を野党側に改めて提示した。動議が採択されると、与党案を議運委として衆院本会議に提出できる。これに対し、民主党は「機が熟するのを待つべきだ。自民党と公明党は憲法をあえて政争の具にしたいのかと思わざるを得ない」と批判。共産、社民両党も「今、国民は憲法改正を求めていない。改憲手続きを整備する必要はない」などと反対した。

 議運委は27日、中山太郎元衆院憲法調査会長から意見を聞く予定。与党はその後、早期に動議を採決したい考えだ。【木下訓明】

毎日新聞 2009年4月23日 22時35分

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