2009年04月18日
桜と兼殿
すっかりご無沙汰してましたが、またこちらが盛り上がってると聞いて久々にやってまいりました。
少し前の桜の絵を描いてやふーのほうに上げ損ねてたんでこちらへ上げます。
あんまBLっぽくない版権絵ですが、一応テーマに添ってるっぽいので。
2009年04月16日
桜の散り際も見事に
何処かの某あわてんぼう奥様を見習って、ちょっとお誘いしてみました。
第二弾！ 久々の二次創作です「サ/ム/ラ/イ/戦/隊」（検索除け（笑）で。
ふじＰ〜さんの桜のイラストが見事です！！！
花は桜樹
「ちくしょー、何で勝てねーんだよ！」
庭での修練は、朝食前の恒例だ。
サムライとしての修練は、繰り返すことで初めて身に付く。
現代っ子気質の千秋には、どうあっても馴染めず、最初は生あくびを噛み殺すのがせいぜいであったのが、この数週間で見違えるほど、精を出すようになった。
以前の千秋とは段違いと云っても良い。だが、それでも他のサムライ連中に比べれば、まだまだ一段も二段も落ちる。
今日も、ひたすら丈瑠にかかっていっては叩きのめされていた。
「無理だ。お前の腕前は俺たちより数段下だ。もっと稽古を積むんだな」
上から睥睨されるような言い草に、カチンと来た千秋が立ち上がる。
「何だと、この野郎」
立ち上がった千秋の腕を流之介が掴んだ。
「千秋！ 殿のおっしゃるとおりだ。もっと修練を積まねばならん！ さ、俺が相手だ」
歌舞伎役者の両親から、厳しくサムライの心得を叩き込まれた流之介は、殿様である丈瑠には絶対服従で、何処か憧憬さえ抱いているような風もある。
だが、そういう流之介の態度は、尚更、千秋をイラつかせた。
――――何が殿だ！ 家臣だ？ 闘ってるからには同じ仲間じゃねーか！
「お前、馬鹿か！ 待て、丈瑠！ 俺はまだまいったなんて云ってねーぞ！」
流之介を罵倒している間に、背を向けた丈瑠に、千秋は声を張り上げる。
「仕方が無い。相手をしてやろう」
上がりがまちに腰を下ろした丈瑠に、さっと黒子が茶を差し出した。
それをぐいっと飲み干して、丈瑠は、木刀を肩に担ぐように立ち上がる。
丈瑠本来の剣の形だ。
「ことは。流之介と芙子の相手をしてやれ」
「はい！ 殿様！」
素直にうなずくことはに慌てたのは、丈瑠の守役である彦馬だ。
「殿、確かにことはは強うございますが、二人を相手とは…」
「仕方が無い。戦力は上げねばならん。今、俺と同等に闘えるのはことはだけだ。このお荷物を抱えたままではな」
「ふざけんな！」
お荷物扱いされた千秋が、手にした木刀を握りしめ、丈瑠と彦馬に切りかかる。
彦馬は軽くそれを交わし、丈瑠がなぎ払った。
「ちょっと、千秋！」
思わず止めに入ろうとする芙子を、彦馬が押し留める。
「さあ、修練の続きだ。流之介、芙子。二人掛かりでことはに敵わないなどと云う事にならんようにな」
「はい！」
力強く芙子と流之介がうなずく。
庭に咲いた桜の樹から、はらはらと花びらが舞い落ちていた。
「何でこんなことになってんだよ〜」
「うるさい。何でもいう事を聞くと云ったのはそっちだろう」
夕刻、皆が部屋へと引きあげた中、庭を見渡す廊下には横になった丈瑠と、何故か丈瑠に膝枕をした千秋がいた。
丈瑠に一本も打ち込めなかったのが悔しくて、引き上げようとする丈瑠に、「これで勝てなかったら何でも云うこと聞いてやるから、もう一本」と自ら云いはしたが。
「だからって、これかよ。フツーさ、バツ当番とかじゃねーの？」
「お前じゃ、掃除したつもりで散らかすのがオチだ。黒子の手間が増えるだけだ」
「くっそー、パワハラだぞ、パワハラ」
「お前は、俺を『殿』だなんて思っていないだろう？」
丈瑠の反論に、千秋はぐっと詰まった。
「とりあえず、黙って膝貸しておけ。それで済ませてやる」
えらそうな丈瑠の言い草に、ムッとはしたものの、それに反論すれば、倍になってかえってくるに決まっている。
仕方なく、膝を貸して、自らはやることも無いので、庭の桜を眺めていた。
立派な樹が庭に色を添えている。
きっと昔から、ここでサムライたちの闘いを見守ってきたに違いない。
暖かい風が吹く。花の匂いを乗せたソレは、すっかり春の気配だ。
過ぎ行く季節を護る為にも、自分たちは闘う。
「それには、まず、俺が丈瑠を越えなきゃ」
呟いた言葉は、丈瑠には聞こえなかったのか、反応は無かった。
「殿。もうお休みにならねば」
彦馬が、廊下へと丈瑠を探しに来たのは、数刻の後である。
丈瑠は、千秋の膝でぐっすりと安らいだ顔で眠っていた。そして、丈瑠を膝に乗せたままの千秋もまた寝入っている。
「殿。こういう時も、また必要ですな」
彦馬は唇に指を当て、そっと丈瑠たちを運ぶように、黒子に指示をした。
＜おわり＞
2009年04月15日
基本と応用
えー……少し前に実家から
「あんた、お菓子作るんだから砂糖あげるよ」
と、送りつけられた砂糖５kg！！
上白糖は使わないんだけどなー
と、言うにいえずもらうことに。
でも、使わないもんは減らないわけで。じゃあ、使いそうなものへ変換しとくか！と、作ってみました（＾＾）
カラメルソース
要は砂糖を焦がすんです！
☆水……２００cc
☆砂糖…３００g
�／紕械�cc（大さじ２）を鍋に入れ、砂糖を投入
��鍋を火にかけ（中火）ゆすりながら、フチが焦げて来るまで待つ
�９イ澆凌Г泙脳任欧討�たら、濡れ布巾の上に鍋を置く（色止め）
�せ弔蠅凌紂複隠沓�cc）を沸騰させ、鍋に入れる
注）熱湯投入時、ものすごく！マグマのごとく！ぶわーーっ！！と弾けます！！お子様は避難願います（１００度はゆうに越してるんで、はねたら熱いです）
瓶に詰めて保存（冷蔵で１年もちます）
このまま牛乳に混ぜたり、コーヒーに入れたり、ヨーグルトやアイスクリームに乗せたりもちろんプリンも楽勝♪♪
応用として
バナナと一緒に火を通してみました。
キャラメルバナナ
鍋に入れたカラメルソース５０ccくらいと、１cm位に切ったバナナ３本を火にかけ混ぜるだけ（＾＾）
これも、アイスクリームやヨーグルトへ（＾＾）
トーストに乗せてもいいですね♪
さらに応用
この「キャラメルバナナ」を使ってシフォンケーキなぞ（笑）
キャラメルバナナシフォンケーキ
□□材料（２１cmシフォン型）□□
卵………………６個
グラニュー糖……１１０g
キャラメルバナナ…１２０g
サラダ油…………７０g
薄力粉……………１００g
強力粉……………２０g
◎卵は卵白・卵黄に分けておく
◎粉は合わせてふるう
◎グラニュー糖は２等分
◎キャラメルバナナはフォークなどで潰しておく
□□作り方□□
�〕餡�に半量のグラニュー糖を入れ、白っぽくなるまで泡だて器ですり混ぜる。
�⊃揚�程度に温めた（レンジとか湯煎とかで）キャラメルバナナを入れ混ぜる。
��サラダ油を入れ混ぜる。
�な瓦鬚佞襪いい譟▲汽奪�リと混ぜる。
�ネ馭髻Ε哀薀縫紂偲�でしっかりとしたメレンゲを作る。
�Ε瓮譽鵐横格�の１と卵黄生地を泡を潰さないように混ぜる。
�� �Δ寮乎呂鬟瓮譽鵐欧離棔璽襪貌�れ、泡を潰さないように混ぜる。
�┘轡侫�ン型に流しいれ、１６０℃で４５分焼く。
��焼きあがったら２、３度とんとん落とし、さかさまにして冷ます。
��冷めたら型から抜く。
注）ちゃんと冷めないと、ちゃんと抜けません！
混ぜるのは、全部泡だて器でＯＫですよ
切り分けて、ホイップなんか添えてみたり。
ケーキにするかは別として（笑）
このカラメルソース。一度作ったらはまりますよ〜
2009年04月13日
おすそわけ（＾＾）
お久しぶりでございます〜ちひろです（＾＾）
すっかりご無沙汰しておりました。
今年は子供の学年の関係で、役員を引き受けざるを得ない状況だったんですが……よりにもよって一番忙しいとされる部署で、役職名までつく仕事を任されることになってしまいました。
あみだクジで自爆しましたがなにか？
そんなこんなで多忙です。
年末にろーそくぷれいを書いて以来（その前もえすとかえむとか？）音沙汰がないのもどうなんだ。ってことで（笑）
フルーツタルト
Ｃａｆｅちひろ（←自分で言っちゃったよ。笑）から、みなさまへ♪
味は申し分なかったのですが、食感ほか改良点や課題アリな感じなので、今回レシピは見送らせてくださいね（＾＾；
ああ、お題に参加したい！
2009年04月12日
背中一面の桜吹雪？<トリメ大明神とコラボ>
桜と聞いて、いてもたってもいられず、時代物を書いてしまうアタクシ。
また何か間違った気はするが、いつものことだ。気にはすまい。
どーせみんな今更だと思ってるだろうし（笑
「若旦那×用心棒」です。
漢受けです。見たくない人は、ここでターン。
でも、トリメさんの豪華イラスト付だぞ。
【武士の背中】―もののふの背中
「とんでもないことをしてくれたなぁ？ 端午屋さんよぉ？」
日本橋に店を構える大店端午屋は、その名の示すとおり、元は鯉のぼりを扱う染物屋問屋である。それが先代の頃に商売換えをして、呉服屋となった。
その、押しも押されぬ大店の店先で、騒ぎ立てる男が一人。
「花見に出掛けた先で、この綺麗な着物の尻が、ばりっと破れて、うちのお嬢さんは大変な大恥をかいたんだぜ。どうしてくれるんだ？」
品性卑しいことの露呈した面構えの男が差し出す着物は、柄こそ似てはいるが、明らかに染めの劣った品で、端午屋のものではあり得ない。
「それは申し訳ございませんでした。品物は買い戻させていただきます」
主人の伊衛門は、役者のような美しい面差しに、おだやかな微笑を浮かべ、頭を下げた。
男ではあるものの、そのそんじょそこらの女では敵わない、たおやかな風情に、男が一瞬頬を染める。
「何、わかりゃ、いいんだよ」
懐紙に包まれた金子（きんす）を、そっと手渡される際に、ついっと主人の手を撫でたのは、男にしてみれば、役得と云うものだ。
だが、金子を確認した男の顔が、どす黒く変わる。
「何だ、こりゃあ？ ふざけてんのか？」
包まれたのは二朱。端午屋で扱う呉服の一枚どころか、紙入れさえ買えるかどうかという金額だ。
「おや、ふざけているのはそちらさまでござんしょう？ こんな安物をこの端午屋の品だとおっしゃるんで？ こちらが穏便にすませているうちに、とっととお帰りなさいませ」
美しい顔に、凄みのある笑みを浮かべた端午屋の主人には、何処から見ても、先ほどのたおやかな風情は欠片も見あたらない。
「野郎ッ！」
懐からドスを抜き出した男が、伊衛門に襲い掛かった。
それをするりとかわした伊衛門の後ろから、ぴたりと刀の切っ先が男の喉元へ突きつけられる。
「先生。店先を血で汚すのは勘弁してくださいよ」
伊衛門の後ろから現れたのは、ざんばら髪を無造作に括った浪人だ。こんな場所に大店を抱えるからには、用心棒の一人くらいは飼ってなくてはやっていけない。
「わかった」
大柄な男は、ぶすりとひと言だけ応じると、くるりと刀を返す。
いくら、峰打ちとは云え、こんな大柄な男の太刀を受けては、たまったものでは無い。落とした金子に目もくれず、逃げを打つ男の腰に、用心棒の太刀が叩き込まれた。
もんどりうって男が倒れ付す。
「与吉。片付けとくれ」
既に白目を向いている男を、店の小僧が、主人の命で外へと引きずって行った。
「こりゃ、既に片付いた後か」
そこへ顔を出したのは、町廻りの同心で、ここらを持ち場にしている男だ。
「これは、安藤さま。何か御用の向きで？」
「いいや、ここで何か騒動があってるって云うんで駆けつけただけさ」
にやりと嫌味な笑いを浮かべた安藤に、伊衛門は満開の花のような笑顔を向ける。その伊衛門の後ろで、用心棒は、物騒な表情で、まだ刀の柄に手を掛けたままだ。
「何にもありゃしませんよ。ちょっと、通りすがりの男が店に入ってきたと思ったら、ばったりと倒れまして。小僧につまみ出すように命じたところです」
「ふーん、そうか。用心棒の先生がひと暴れした訳じゃねぇんだな？」
「先生は、うちの帳簿をつけておられます。店にいたところで不審な向きはありゃしません」
刀を抜いたことが知れれば、どうとでも理由をつけて引っ張っていくつもりなのは目に見えている。この同心は、そういう言い掛かりで小金を稼ぐ類の性質の良くない男だ。
「ふん。困ったことがあれば、そっちの先生じゃなく、俺に云うんだぜ？」
「困ったことがありましたら」
伊衛門の如才ない答えに、今日はつけこむ隙が無いと判断したのか、肩をいからせて安藤は帰っていった。
「まったく、あんなサンピンに払う金なんかありゃしないよ。与吉！ 塩まいとくれ！」
吐き捨てるように云う、主人の命に、慌てて小僧が台所へ走る。それを横目に、用心棒はようやく刀の柄から手を離し、奥へと引っ込んでいった。
＊コレより先、１８禁。注意。
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2009年04月07日
はじめまして♪
ずいぶんと前にトリメさんよりご紹介いただき、腐母の会、会員に登録させていただきました、Ｒｙｕと申しますｍ（_ _）ｍ
ご挨拶が遅くなり申し訳ございません（≧_≦；）
ブログでオリジナルＢＬ４コマをちまちまと描いております・・・。
こちらでは半月ごとにお題があるとのことで、前々から参加したいと思っていたんですが、４月のお題が「桜」とのことで、ようやっと参加に踏み切ることが出来ました（＾ｖ＾）
お題を元に描くのって面白いですね〜♪
４コマのオリジナルキャラで申し訳ない＆これといって面白味もないイラストですが、一応お題に添って描いてみましたので、投稿させていただきます（´▽｀；）
見えないかもしれませんが、桜の絨毯です・・・ｏｒｚ
む、難しい・・・汗。
あの・・・今更ですが、イラストのアップって追記とかのが良かったんでしょうか・・・汗
どうぞこれからよろしくお願い致します(；´Д`A ```
（ちゃんと投稿できてるかな・・・）
2009年04月06日
鬼桜。ひさしぶりに書いたよーお題。
久しぶりに参加してみます♪
ここに張ってもよかったんですが、くもの巣が張りそうな別館に載せてみました。
飛ぶのめんどくさくてごめんねー。
http://shuixianwulong2.blog25.fc2.com/blog-entry-91.html
桜と鬼がセットで浮かぶのは、やっぱり漫画の影響だろうなあ。
夢の碑とかね、あそこらへんの。
イメージだけのSSです。
こんなことしてる場合ではないのですが、大変楽しく書きました（笑）。
さ、次にかかろう……。
皆さんのも楽しみにしてますよん♪
2009年04月04日
私もー。
アドさんの真似して、私もですー。
ブログ村のお友だち、伽羅さん企画のお題参加。
銅貨さん（サイアートさん）のイラストにＳＳ付けるって課題なのに、短歌作りました。
わは。
（アドさんとこに行ってきた人はお分かりでしょうが、桜のイラストなんですよね。）
で。
ここ最近のコラボ短歌をまとめてありますので、未読の方はどうぞ〜〜。
（後半が「桜」テーマです。）
2009年04月03日
朔那
うーろんさん
ご帰国おめでとうございます。アドです。
思い起こせば昨年の１０月、うーろんさんのＢＬ書評にコメしたのが入会のきっかけ「なーんて、フレンドリーな人なんだろう？」とコメを交わすようになったころドキドキ、わくわくしたことを思い起こします。
今回のお題は「桜」新作をこきたいとこですが、連載がもうすぐ最終回で、ひーひー言っておりますので、先日、銅貨さんのイラストにＳＳを付けた作品を紹介します（紹介って、自分のですけど）もう、読んだよ！の人ゴメンナサイ。
「朔那（さくな）」です、どうぞ！
http://blogs.yahoo.co.jp/adomyth/13434249.html ←リンクしています。
2009年03月30日
四月は、さくら。
皆様、お待たせいたしました。
四月は、「さくら」でまいりましょうぞ。
空に舞い散る桜でもよし、身体に彫られた桜でもよし（笑）。
そこは皆様のおこころと妄想をはばたかせてみてくださいませー。
うーろん、ちと家族行事で留守にしますが、二日には戻ってきます。
お題についても今度は参加したいので、考えてきますね。
ではでは、四月一日より新お題でよろしくですーー
2009年03月29日
こんなものになっちゃった、ヤバイ？
しまった。タダでさえ、クリスマスカップルにしては間違ったものを書いてしまった。と思っていたのに。
続きは完全に鬼畜ヤンデレ攻め突っ走り。
「通り雨」
また、間違っちゃった？
あははは。どうしてこうなるかなぁ。
2009年03月26日
はじめまして！
アドさんから御紹介いただいて、このたびうーろん会長に入会を許可いただいたＲＩＮＮＫＯといいます。
まえにアドさんに貼って頂いたリンク作品の続きをぽちぽち書いていますので、よかったら遊びにきてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kokuyouseki51kohaku/folder/1506594.html
これはオリジＳＳの書庫です。
今後ともよろしくお願いします。
って、これで書き込めてるか心配・・・
2009年03月19日
俺の下？
以前、駆け込み下克上 をＵＰした時に、
「俺の下で泣かせてやる」というのは、騎乗位なのか、それとも攻めかと聞かれて、リバに決まってるといい放ったブツの続きです。
ままたみちゃん、こんなになったよ？
悪い大人・いけない大人
2009年03月17日
久し振りに詩を書きました〜〜〜。
修さんとのコラボ返し〜〜〜。
まだ続いてます。
今度は修さんのお話の「先生視点」での詩を、東尾が書いてみました。
先生と僕の、更にその後のお話を修さんにおねだり中のおふくです。
わくわく。
2009年03月14日
そして、ホワイトデーで、もう一丁！
2009年03月13日
ついつい卒業で一本
おふくさんと、修さんの話を読んでいたら、あら不思議。書いてるネタが自然と「卒業」に。
と云うわけで、「癖」３ です。
元々、この「癖」という話は、おふくさんの詩から、お題を頂いたものでして。
一話書いたら、次々と話が膨らんでいってます。
これも、コラボ？？？
ご紹介・仰げば尊し
こんにちは、初めて会員外の方の作品を紹介します。
「バラ色の日々」のrinnkoさんです。
私のサイトによくコメを下さっていますが、今回お題が「卒業」ということで、
ご自分のサイトでSSをあげられたので、お誘いしました。
卒業式後と翌日の先生と生徒、この先生がいい人なんです。
高校生くんも、負けずにいい子。
爽やかな読後感です。
2009年03月11日
仰げば尊しでコラボ。
『仰げば尊し』
青きそら仰げば尊し白き雲これは恋です幼い日々よ
謎掛けのような言葉がたからもの我が師の恩とくちずさむ春
見下ろさば教えの庭に思い出の月日の映る心地なぞして
戀（こい）てふは糸し心のしたごころはやいくとせとおもえばいととし
「いまこそわかれめ いざさらば」
お題の「卒業」で、おふくさんのところからネタを頂きました。
お題を出したからには、ＳＳです。
にぎやかしだから、私へのコメはどうでもいいです。
おふくさんの短歌は風情があるので、行って見てくださいね。
「三月の握力」という短歌のところにありますよ。
*いろいろ誤解があるようなので、もとにした短歌を載せます。
『君が手を離すこの日の空模様どこまでも青い青い快晴』
おふくさんのブログにありますよ。
心魅かれたのは「青い青い快晴」。別れで悲しいはずなのに、空の青さを「快晴」と受け止められるところが、素敵です。
今回もエロなしです。
『 仰げば尊し 』
『光あるうちは光の中を歩め』
これが、卒業式の日、先生がアルバムの最後のページに記念に書いてくれたメッセージだった。
ずっとずっと「好き」って告白してきたのに、いつも「気のせい」と冗談で返されてきた。
１２歳も歳が離れているからか、本気にしてもらえなかったようだ。
「トルストイ？」
準備室の本棚のに並んでいるから、作者だけは知っていた。
「そうだよ」
「これが答え？」
「そうかもしれないね」
大人の余裕を顔一面に浮かべ、微笑んでいる。
「意味がわからないよ」
「それでいいんだよ」
先生の向こう側の本棚に文庫本の背表紙が見えた。
「それもらってもいい？」
「読んでもわからないよ」
「でもいい」
先生は仕方がないなというような困った顔をしながらも、本をとり僕に渡した。
表紙の空色がかすれ背表紙も日に焼けた古い本だった。
「新しいの買ってあげるよ」
「これでいい、これがいいよ」
「こんなボロボロの本のどこがいいんだろうね」
先生が、ボロボロになるまで持っていた本なら、答えがわかるような気がした。
「大切にするから」
「大切にしなくてもいいから、ちゃんと最後まで読んでみなよ」
「答えがわかったら、ここに来てもいいかな」
「いつでも来ていいよ」
また、いつでも会えると思ったから、握手もせずに、そのまま別れてしまった。
だけど、いつでも来ていいといった先生は、その次の年、青年海外協力隊で東南アジアに行き、現地の女性と結婚したと風の噂に聞いた。
答えはわからないまま、僕はまた同じ場所に戻ってきてしまった。
大人になり、同じ場所に立ってみたらよくわかった。
子供は、しつこくてうっとおしいだけだ。
あの頃の先生は我慢強い人だったと、今更ながら感心する。
卒業式の今日。もう戻ってくる気がないのか、子供達は言いたいことをいい、言わなくてもいいことまで告白して、勝手に自爆して去っていく。
男子校だなんていう特殊な環境にいるから、恋愛と擬似恋愛の区別がつかないだけで、外の環境に慣れれば、目も覚めるというものだ。
そんなもんだ。今思えば、あの頃の自分の恋が本物だったかどうかわからない。
窓から見下ろす前庭に、数分前に「好きでした」と過去形で告白した子供の去っていく後姿が見えた。
これからカラオケにでも行くのだろう。友達と楽しそうに笑いあっている。
風が吹いて、窓の下の散りかけの桜の花びらが舞い上がった。
卒業を祝うように澄んだ青い空に、薄ピンクの霞がかかる。
柄にもなく「美しい」と、思ってしまった。
春休みの終わりごろ、意外な人が学校に現れた。
来年度からまた、教壇に立つという。
紹介されても最初、誰だかわからなかった。
ふさふさしていた髪が……
「そんなに変わったかな？」
照れくさそうに頭を掻く姿を見て、この時、気が抜けて楽になったような気がした。
子供に勝手だといいながら、自分もつくづく勝手なものだ。
終わり
2009年03月10日
ホワイトデーで不実ボーイ
みなさーん！
Ｊ庭にも参加して、「もはや私は新参者では無い」アドでーす。
お約束の「お題」ホワイトデー始めました！！
サイトの方でホワイトデー当日まで連載しますので、ここでご案内を
最近は皆様、サイトの方に遊びに来て下さるので、ここは宣伝みたいになってますね。
「ナルシストの顔」を、なぜここで連載していたのか・・・・不思議な人だ・・（私か）
もうすぐ、うーろんさんも帰って来るし「魔窟」も盛り上がっていきましょう！！
イエーイ（相変わらずテンション高いです）
2009年02月25日
３月のお題追加
それと、修さんと、アドさんから、提案。
３月末までのお題追加です。
「ホワイトデー」
「卒業」
ということでいかがでしょう。
３月のお題ではありません。あくまで、今までのお題の他に、追加という形です。
え・すえ・むの翌朝
１１月後半のお題「え・すえ・む」の翌朝の話を書いてみました。
＜しつけのその後＞ です。
いや〜、ホントはお題が上がってるうちに、こっちも書きたかったんだけど、間に合わなくてタイムアウト。
半分以上上がっていたのにも関わらず、そのまま放置。
今回のお題の再ＵＰ。一番やりたかったの、アタシかもしれない。
書いたまま、半ば放置状態の、お題の続きが山のようにあるんだよね（笑
2009年02月21日
お題の設定
魔窟小屋のお題。
現在、うーろん会長が、中国から日本へのお引越しの最中にて、非常に忙しいです。
そこで、ご提案。
今までのお題で、乗りそびれたものや、消化出来なかったものを、自ブログで消化なさっている方もいらっしゃることですし。
今までのお題をもう一度、ここでＵＰでどうでしょうか？
期間はうーろん会長が落ち着くまで。一応三月おわりまでくらいでどうでしょうか？
続編がある方は、それの紹介でも結構です。
語り損ねたことがある方も、ここで語ってください。
9月「眼鏡」
10月「秋の味覚」「筋肉」
11月「美人受」「え/す/え/む」
12月「下克上」「クリスマス」
1月「年末年始」「こたつ」
2月「バレンタインデー」
もっといいお題があるわ〜〜〜って方は、おっしゃってください。
会長がおっしゃってるように、ここは腐母の会みんなのものです。
2009年02月17日
まだおこたでよかですか？
梅の香りが心地よい最中、
ままたみさんの「ラブヒーターマン」をまだ引きずってますが、
恋人が出来て益々熱くなってます。
ヤケドにご注意ください。
では、「こたつ男と天使（♂）」のラブストーリーをお楽しみ下さい。
ままたみさん、こんなんでよかですか？
１、よかよか
２、よかたい
３、よかろーもん
から選べ。
2009年02月16日
しっかり出遅れました。にぎやかしだから、いいかな。
2009年02月15日
会員の皆様へのお知らせ
お知らせがすっかり遅くなってしまいました。
ライブドアですが、管理画面が新しくなりました。
ＵＰした方はご存知でしょうが、 「新管理画面」という文字がございます。
決して、こちら、クリックしないでください。
ものっすごい使いにくいです。
ＨＭＬＴしか使えません。
つまり、ＨＰを作れるような方しかＵＰできないってことです。
タダでさえ、使いづらいライブドアに、これ以上妙なモン増やしてどうする気なんだか。
一応載せとく。けど、コメントはいらないからね。トリメ＆うーろん合作バレンタインデー企画。
ああ。バレンタインデー終わったね……ああ、こんな時間だ。
ケーキ。喰いました。ケンピンスキーのデリカまででかけ、嘘ついてホテルの部屋まで見せてもらって
「友達が今度このホテルに泊まりたいって言っててー。色々見比べてるんですけどー。あ、この設備こうなってるんですかー」
（そのうしろでねーさんがばしばし写真撮ってる）
とかいって、ものっそい濃厚なチョコレートケーキをホールで買いました。
（パパズのために、一応ね。一応。薔薇の花の値段とかを市場調査で聞いただけなのに、パパが「欲しいの？欲しいの？」って買いそうになるんで「違う！いらない！市場調査！」と必死で言いわけ。薔薇108本の質量、結局よくわかんなかったなあ……ちなみにｌ今日は一年で一番薔薇が高い日なので、一本140円くらいでした。たけー。いつもは40円くらいだよ……）
うしし。
このネタが分かる人は、ディープな会員ですな（笑）。
やほーのほうにコメント一杯いただいたんで、こっちスルーでも大丈夫ですからね。一応載せておきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/shuixian_wulong/58420693.html
ちょっとくらいは寝ておかないとな……（笑）。まだ最終日があるし。その後引越しだし……。
2009年02月14日
バレンタインの後始末
本来なら、こっちを上げるつもりだったんですが、ものの見事にギリギリです。
【バレンタインの後に】
「鮎、決まったぞ！」
「おめでとう。良かったじゃなかか」
俺が鮎川の待つ、古い民家に、勢い込んで駆け込んだのは、バレンタインイベントの三日後のことだった。
「余所モンの俺が、役所で雇ってもらえるなんて考えてもみなかった」
「あれだけ頑張ったんだ。当たり前だよ」
青年団のバレンタインイベントで、働いていた俺を見ていた、村役場のお偉いさんが、観光案内所なら、空きがあると声を掛けてくれたのだ。
正直、ものすごくラッキーだった。
これで、堂々と鮎川の傍にいられる。
鮎川尚志と、俺・一之瀬高良は、以前、鮎川が勤めていた会社の同期で、今現在は、一緒に暮らす内緒の恋人同士だ。
この町出身の鮎はともかく、東京から移り住んだ俺は、奇異な目で見られるのでは？と、かなりの覚悟を固めて転居してきたのだが、この町には、都会から移り住んでくる人間を迎え入れる制度があり、俺も恩恵に預かることが出来た。
青年団に、若い男（もう三十近い俺と鮎川も、若いうちだ）が少ないこともあって、むしろ歓迎の意を唱えてくれている程だ。
もちろんその背景には、先週の青年団主催の町興しの一環の、バレンタインイベントでの働きもモノを云っているらしい。
俺としては、単に鮎川に認められたくてやったことだが、それが思わぬ効果を発揮したようだ。
「みんな、解っとる。一之瀬が、ちゃんとココの住人になろうとしとるって」
「俺としては、鮎に一番解って欲しい」
じっと見つめて云った俺に、鮎が照れたように視線を逸らした。
それを、無理やりこちらを向かせて、唇を塞ぐ。
「う…ん、ッ…」
漏れそうな喘ぎを殺すのが、より一層、俺の情欲を煽った。
逃がさないように抱きしめて、その場に押し倒す。
「あ、こんな明るかのに…」
「明るいと嫌か？」
覗き込む俺の視線に、恥ずかしそうに鮎は首を横にふった。
「一之瀬…。玄関…」
「閉めてきた」
田舎の常で、ココで育った鮎川には、玄関を閉める習慣が無い。時折、留守宅に勝手に野菜が置かれていたりして、びっくりすることもままあった。
近所のおばちゃんたちは、鮎川がばーさんの世話まで任せていた信頼できる隣人たちだ。
それを俺の一存で追い出すようなことは無いが、カギは掛けるようになった。
何といっても、こっちは男同士のカップルだ。俺が鮎川を押し倒しているところならまだしも、真っ最中なんぞ見られたら、田舎の純朴なおばちゃんたちでは卒倒するのではないだろうか。
ゆっくりと鮎の上に覆いかぶさり、思う様キスを交わす。
そうしながら、鮎のメガネをこたつの上に置いた。
シャツの前を開いて、俺の指が肌を辿ると、鮎がびくりと身を竦める。
「冷たかったか？」
「ううん、良か。高良の好きなごと」
潤んだ瞳が俺を見上げる。いつものガラス越しでは無い、色素の薄い素の瞳。くそ、ホントに好きなようにするぞ？
鮎に触れるとき、タダでさえ俺の理性は焼ききれる寸前なのだ。
「優しく出来ないぞ」
念を押すように云うと、鮎はクスリと声を立てて笑った。
「良かて。今更」
鮎の指先が、俺の唇を辿る。
「俺はお前のモンやろが」
あっさりとそういい放った鮎に、俺の理性の限界は簡単に突破された。
「鮎。大丈夫か？」
「うん。そこまで柔じゃなか」
身体をそっと支えようとした俺に、鮎川はにっこりと笑って、手を外した。
多少ふらつきながらだが、一人で立ち上がって、風呂場へと向かう。
俺は鮎川の足取りを追いながら、温もりが残る腕の中を、じっと見つめていた。
しばらくして、鮎川と入れ替わりに、俺が風呂を使う。
鮎川の使った後の風呂は、当然だが、鮎川のいつも使うシャンプーとボディーソープの匂いが混在していた。
同居して、数ヶ月。俺も同じ匂いがする筈なのだが、鮎川のそれは違う気がするのは、惚れた欲目なのだろう。
今にも、臨戦態勢になりそうなソレを、宥めすかして風呂を使う。部屋着だか、パジャマだか判らないＴシャツとスウェットを身につけて、居間へと戻ると、コーヒーのいい香りが漂っていた。
俺の唯一の趣味だったエスプレッソマシーンは、かなりの骨董品で使いづらいのだが、鮎川は、何故か好んで使っていた。
今日も、鮎川はコーヒーカップを俺の前に差し出して、真剣な表情で、俺の評価を待っている。
豊かな香りと、俺の好きな酸味の強いコーヒー。
「うん、美味い」
うなずくと、鮎川は本当に嬉しそうな顔になった。
お茶請けとして出されたのは、ほろ苦い風味のチョコケーキ。それが、またコーヒーの旨みを引き立てている。
「これも、美味いな」
「三ノ輪のおばちゃんが持ってきたんだ。バレンタインだって」
この間のバレンタインイベントの影響か。今年はこの山郷に、妙に義理チョコが飛び交っているらしい。
「お前と二人で食べようかと思うて」
下を向いたまま、ぼそぼそと云う鮎川が、本当に愛おしかった。
これは、鮎川なりの俺へのバレンタインチョコだったんだろう。
「ありがとう」
下を向いたままの鮎川の頭を抱き寄せる。鮎川は逆らわなかった。
「あのな、ココを喫茶店にしようかと思うとるんやけど、どげんかな？」
「喫茶店？」
抱き寄せられたまま、鮎川が口を開く。
「先週、結構女の子らが喜んどったのを見てな。地元でとれたモンと、おばちゃんたちのケーキとお前の自慢のコーヒーがあれば、やれるかなーと思うて」
確かに二人で住むには、大きすぎる家だ。
「いいぞ。ふたりでやろう」
せっかく紹介してもらったが、役場には頭を下げるしか無いだろう。
「誰が、お前とやるて云うた？」
だが、鮎川は浸っている気分を見事にぶち壊してくれた。
「お前が安定した職に就いたから、俺は冒険する気になったに決まっとる」
あ、決まってるのか。複雑だ。
だが、真剣な瞳で訴える鮎川には逆らえない。
俺に抱かれていても、鮎川も立派な男なんだ。
「ＯＫ。俺が外で稼いでくればいいんだな？」
「すまん」
鮎川が頭を下げるが、俺は逆に嬉しかった。
俺を無意識に頼ってくれていることが。
嬉しいバレンタインだ。
さて、この心の篭もったプレゼントに、ホワイトデーは何を返そうか。
＜おわり＞
2009年02月13日
間に合うか？？？
2009年02月12日
バレンタインで不実ボーイ（番外編）
不実ボーイ番外編です。
皆様、あたたかい目で第作を見守って下さり、ありがとうございました。
今回の番外編では、なつかしい甲太郎×薫のカップルも登場
一気に出そうと思ったら字数制限でダメだったので、サイトへご案内します。
そんなに長かったかなー、操作ミスかも・・・私のことですから・・・・
ではでは、どうぞご覧ください。
[http://blogs.yahoo.co.jp/adomyth/10305251.html バレンタインで不実ボーイ]