世界各地の獅子(ライオン)像の例です。ライオンが棲むアフリカのエジプトでライオン像が
発祥したと見るのが自然でしょう。その後、イスラエル、アナトリア、ペルシャ、ギリシャ、イン
ド、中国、朝鮮半島、日本へ伝来しました。
画像は左から、エジプトのスフィンクス、トルコのハットゥシャのライオン門、イランのライオン
像、ギリシャのアポロン神殿のライオン像です。
アーリア人によりインドに持ち込まれたライオン像文化はアショカ王の仏教に採り入れられ、
仏教とともに中国、朝鮮半島を経由し日本へ伝えられたようです。 中国や朝鮮半島には
想像上の瑞獣としての一角獣(それぞれカイチとヘテという名前)がいましたが、それらが
日本の狛犬に影響を与えたことは無かったようです。
左から、アショカ王のライオン柱、中国・故宮の獅子像、一角獣・カイチ、ソウル・光化門前
の角の無い一角獣・ヘテ、です。 次へ