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【社会】教育長辞任なら「白票」 愛知・犬山の学力テスト採決で働き掛け2009年4月22日 09時20分 21日実施された全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)に初参加した愛知県犬山市教育委員会で、参加可否の採決をめぐり、2人の男性委員が「瀬見井久教育長の辞任」を条件に、「白票」を投じてもよいという働き掛けをしていたことが分かった。教育関係者が明らかにした。教育長が拒否したため実現しなかったが、“取引”が成立していれば、同市は3年連続で学力テストに不参加だった可能性もある。 働き掛けがあったのは当初採決を予定していた3月定例会(13日)前の同月9日。委員2人は、瀬見井教育長が任期(来年10月4日)前の早い時期に辞任することを確約することを条件に、瀬見井氏ら不参加派に有利になる「白票」を投じる意思があることをこの関係者に告げ、教育長と直接話がしたいと求めた。 関係者が同日、教育長に伝えたところ「会うつもりはない」と突っぱねたという。 採決は延期され3月23日に6委員が記名投票。参加賛成4票、反対2票でテスト参加を決めた。仮に2人が白票を投じれば、賛成2、反対2、白票2となり、賛否同数の場合の決定権を持つ委員長も反対派だったことから、参加は見送られた公算が大きい。 働き掛けをした委員の一人は、本紙に対し「教育長の上意下達のやり方が我慢できなかっただけで、政治的な背景はない。教育長が辞任し、テスト不参加を継続すれば学校現場も混乱しないで済むと考えた」と語った。 瀬見井教育長は「教育に関する事柄は正論で決すべきで、裏取引まがいの交渉が入り込む余地はない」と話している。 (中日新聞)
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