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北朝鮮不測事態に備えた計画完成 在韓米軍司令官が示唆

2009年4月23日0時11分

 【ソウル=牧野愛博】在韓米軍のシャープ司令官が22日、ソウル市内で講演し、「北朝鮮の不安定な事態に備えた作戦計画を準備している。演習も実施し、偶発事態に対応できる」と述べた。99年に基本的な想定などを定めた米韓による概念計画「5029」を、実戦に耐えうる作戦計画に格上げする作業がほぼ完了したことを示唆したものだ。

 5029は、北朝鮮が大量破壊兵器を管理できない事態や現体制の崩壊、内戦の発生などを想定。米韓両軍が、主に混乱を北朝鮮内に封じ込める軍事行動を実施する。

 シャープ司令官は準備した資料のなかで、北朝鮮軍の兵力を「(弾道)ミサイル800基、特殊部隊8万人以上を維持し、核兵器6個をつくるプルトニウムを保有。1万1千カ所以上の地下軍施設を構築している」と分析した。

 また、ソウル南方の平沢地区に建設中の新たな在韓米軍基地の完成時期を「2015年か2016年ごろになる」と説明した。

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