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2009年4月22日(水) 19:10 |
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アスベスト粉じん訴訟、被害者の訴えは
高松市にあった工場の元従業員らが、アスベストによる健康被害を受けたとして、経営を引き継いだ会社に損売賠償等を求めた裁判で、高松地裁で最終弁論が行われ結審しました。
この裁判は、高松市にあった日本エタニットパイプ高松工場で、アスベストを使い水道管の製造に当たっていた元従業員とその家族、遺族ら32人が、経営を引き継いだ会社を訴えています。 22日は、最終弁論を前に、原告団が早期解決を訴えました。 訴えられているのは、日本エタニットパイプの法人格を引き継いだリゾートソリューションです。 原告は、会社がアスベストの防護措置をとらないまま1971年まで従業員に水道管の製造に当たらせ健康被害をもたらしたなどとして、謝罪と総額11億円余りの損害賠償等を求め、2006年と2007年に相次いで提訴しました。 2度行われた和解協議は決裂し、22日の最終弁論で、原告側は、会社が加害責任を認め謝罪し補償を行うよう改めて求めました。 これに対し、会社側は、現在は実質的に別会社である上、当時、社会的にアスベストの危険性は認識されていなかったなどと主張しました。 判決は来月14日の予定です。
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