先週、待望のオープンベータテストが遂に開始されたPS3のオンラインコミュニティーPlayStation Home。ユーザーから接続の問題が多数報告されるなど、安定したサービス提供の実現までにはもう少し時間がかかりそうですが、日本でも既に自分のアバターを作成して、バーチャルスペースに足を運んでいる方も多いことでしょう。
そんなサービス開始したばかりのフレッシュな空間で、何やらカオスな風潮が早くも確認されているようです。まずは下の証拠動画を見てみましょう。
多くのユーザーが集まるホームスクエアで、二人の女性アバターに群がる男性アバター達。ほとんど身動きができなくなるほど体を密着させ、うれしそうに踊りながら「君かわいいね!」などとしきりに声をかけています。日本のサーバーとはまた少し雰囲気が違うようですが、どうしても男性アバターの比率が多いことから、このようなセクハラ現象があちこちで発生している模様。
また、MTV Multiplayerの女性記者で、実際にHomeでアバターを作成したTracey Johnさんも同様の被害を受けているようです。
私は週末に、自分の容姿によく似たアバターを作りました。ぜんぜん普通の見た目です。最初にホームスクエアに行くと、大勢の男性アバター達があたりを歩きまわって、お喋りしたり踊ったりしていました。私はアバターにロボットダンスをさせたまま、(リアルライフの)キッチンへお菓子を取りに行きました。
Homeの世界に戻ってくると、なんだか様子がおかしいんです……。
私のアバターはまだロボットダンスをしていましたが、四人の男性アバターが周りで一緒に踊っていました。そのうち一人は、私がどこに住んでいるのかを聞いてきました。もう一人は「ヘイベイビー!いいお**してるね!」。別の一人は「僕と結婚してくれるかい?」。彼らは私が一言も話していないのに次々と声をかけてきました。
別の女性アバターが同じようにセクハラ行為を受けて、男性アバターの群れに追いかけられる現場も目撃したというJohnさん。Homeの持つソーシャルな要素を楽しむプレイヤーが、バーチャルアバターの後ろには現実の人間がいることを忘れているのではないかと、警告を促しています。例えば、女性アバターを使用する男性ユーザーだってたくさんいるわけですから……。
セクハラ行為への対策として、こんな変身奥義を繰り出す女性ユーザーも登場。LOL!
まだ、サービスが始まったばかりのPlayStation Home。システムやコンテンツの強化だけでなく、ユーザー同士のマナーやルールの確立も一つの課題になりそうです。
(ソース&イメージ: MTV Multiplayer: My First ‘Home’ Experience: Dancing, Sexual Harassment And A Marriage Proposal, SILICON ALLEY INSIDER: Sony's PS3 Virtual World "Home" Plagued By Sex Fiends (Video) (SNE))
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