6月仙台で初開催 医師確保へガイダンス いわき市

 福島県いわき市は、深刻な病院勤務医不足を解消しようと、6、7月に仙台市と東京で医師や医学生を対象とした就職ガイダンスを開く。昨年に続く開催だが、仙台では初めて。

 ガイダンスには櫛田一男市長や木田光一市医師会長らが出席し、地域医療の現状や市の魅力などについて説明する。

 仙台は6月21日に青葉区のホテルリッチフィールド仙台で、東京は7月4日に新宿区のホテルサンルートプラザ新宿でそれぞれ行う。

 地元のいわき市では、10月3、4の両日にいわきワシントンホテル椿山荘で開く。市内の病院見学も予定している。

 市によると、2006年の市内の病院勤務医師数は2000年と比べ56人減の323人。06年の人口10万人当たりの医師数は167.9人で、福島県平均(176.1人)と全国平均(206.3人)のいずれをも下回っている。

 東京と北九州、いわきの両市で開催した昨年は計20人の申し込みがあり、そのうち1人が市内の病院に移籍、数人が現在も交渉中と成果があった。

 ガイダンス参加者の往復の交通費や、いわき会場での宿泊費は市が負担する。連絡先は、いわき市地域医療対策室0246(22)7510。
2009年04月23日木曜日

福島

社会



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