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米国防総省にハッカー、次世代戦闘機F35の設計情報など流出か

  • 2009年04月22日 08:58 発信地:ワシントンD.C./米国
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米航空宇宙機器大手ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)が公開した、試験飛行中の次世代高性能戦闘機F35の試作機(撮影日不明、2002年10月29日提供)。(c)AFP/LOCKHEED MARTIN

【4月22日 AFP】21日の米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(Wall Street Journal)は、政府高官筋などの話として、国防総省のコンピューターにハッカーが侵入し、各国と3000億ドル(約29兆6000億円)をかけて開発中の次世代高性能戦闘機F35に関する設計情報などが大量にコピーされて流出したと報じた。

 同紙は、元政府当局者が中国からのサイバー攻撃の可能性を示唆したと指摘。ハッカーは、戦闘機の開発を請け負っている複数の会社のネットワークから侵入したと見られるという。

 だが、国防総省によると、ハッカーは最高機密の情報にはアクセスできていないという。最高機密情報は、セキュリティー確保のためインターネットに接続されていないコンピューターに保存されているといわれている。

 F35開発プロジェクトには、米航空宇宙機器大手ロッキード・マーチン(Lockheed Martin)を中心に、米防衛機器大手ノースロップグラマン(Northrop Grumman)、英航空防衛機器大手のBAEシステムズ(BAE Systems)が参画している。

 プロジェクトには米国以外にも、オーストラリア、英国、カナダ、デンマーク、イタリア、オランダ、ノルウェー、トルコが参加しているが、同紙によると、このうちトルコおよび別の1か国でセキュリティ侵害が生じた恐れがあるという。(c)AFP

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